過去に行った検索の結果を簡単に呼び出して閲覧できるテキスト検索ソフト。「LIGREP」は、複数のファイルを対象に、文字列を検索できるGREPソフト。正規表現を利用した検索も行える。メイン画面は、
- 検索リストウィンドウ(検索結果の履歴)
- タグリストウィンドウ(一致した文字列の一覧)
- テキスト表示ウィンドウ(テキストビューア)
からなる3ペイン構成。テキスト表示ウィンドウでは、一致した文字列の色分け表示や、前後の文字列へのタグジャンプなども行える。「検索リストウィンドウ」は、最大40件の検索履歴が表示されるリスト。履歴のクリックでタグリストウィンドウの内容が切り替わり、過去の検索履歴を呼び出すことができる。リストには、検索対象フォルダのパス、検索の実行日時、サブディレクトリ内検索の有無、対象ファイル/除外ファイルのフィルタ設定、検索のタイプ、検索した文字列などの項目が表示される。
「タグリストウィンドウ」は、検索結果が一覧表示されるエリア。一致した個所(タグ)ごとに行単位で表示され、ファイル名、フルパス、行番号、内容(該当部分の文字列を表示する)の各項目がある。外部テキストエディタを登録しておくと、タグリストウィンドウからエディタで開くことができる。
「テキストウィンドウ」には、「タグリストウィンドウ」で選択した「タグ」が含まれるテキストファイルの内容が表示される。タグは色分け(デフォルトでは赤)表示され、「タグリストウィンドウ」で選択したタグを含む行は、先頭にチェックマークが付与される。「テキストウィンドウ」上をドラッグして選択中の文字列をコピーしたり、テキストウィンドウ内全体を選択したりすることも可能だ。
検索を行うには、「検索」を実行し、ダイアログで条件やオプションを指定すればよい。設定できる内容は、
- 検索語:検索したい文字列をテキストボックスに入力
- 検索対象:検索したいファイル/フォルダを指定。サブフォルダ内まで検索するためのオプションがある
- 検索マスク、除外マスク:検索対象に含めるファイルや除外したいファイルの拡張子を登録。複数の拡張子を「|」で区切って登録できる
- 通常検索、正規表現:どちらの方法で検索を行うかを選択。通常検索の場合は「大文字/小文字を区別する」「単語の検索」の二つのオプションを選べる
オプションでは、外部テキストエディタの指定、フォントの選択、「テキスト表示ウィンドウ」内での色分け表示、編集の許可(編集禁止が推奨されている)などを設定することが可能。外部テキストエディタの指定では、起動オプションを利用したいテキストエディタを「VxEditor」「秀丸エディタ」「さくらエディタ」「TeraPad」「指定なし」から選べる。「テキスト表示ウィンドウ」での文字列編集を可能にした場合は、「ファイル」メニューの「編集の保存」でテキストの保存を行える。メイン画面の外観は、Visual Studio 2008、Windows 2000、Office 2007など、7種類から選択することが可能。Office 2007ではさらにサブタイプとして、ブルースタイル、ブラックスタイル、シルバースタイル、アクアスタイルを選べる。