わかりやすいウィザードで、はじめてでも戸惑うことなく使える高速・高機能バックアップソフト。通常の作業を行いながら、システムドライブをバックアップすることも可能。「NovaBACKUP」は、ファイル単位でのコピーはもちろん、ドライブ/パーティションのバックアップ、起動ディスクの作成、イメージファイルのマウントなど、多彩な機能を備えたバックアップソフト。サーバ機器向けの技術を応用し、高速なバックアップを実現。日常業務でのファイル管理から、トラブルに備えたバックアップまで、幅広くカバーする。Windows 8やUEFIセキュアブートにも対応。バックアップ元とは異なる別のマシンを復元先にすることもできる。
操作は、タブ切り替え式のメイン画面のほか、基本的なものは「エクスプレスウィザード」からも行える。「エクスプレスウィザード」では、単にバックアップジョブを作成できるだけでなく、復元やジョブの編集にも利用することが可能だ(「エクスプレスウィザード」で作成したジョブは、メイン画面で開くことはできず、エクスプレスウィザードで編集する)。
メイン画面は「ホーム」「コピー」「バックアップ」「復元」「スケジュール」「ステータス」など、計8枚のタブ画面で構成される。「ホーム」では、最近実行したバックアップジョブの履歴や、次の実行予定日時を確認できる。「エクスプレスウィザード」を呼び出したり、バックアップジョブを編集したりすることも可能だ。
「コピー」は、ファイル/フォルダ単位でのコピー機能。標準コピー(基本的なコピー)のほか、ミラーや双方向コピーにも対応する。設定画面では、コピー時の上書きオプションや対象ファイルのフィルタ設定、エラー発生時の通知方法などを指定できる。
「バックアップ」でも、ファイル/フォルダを指定してバックアップを行えるが、イメージファイルとして保存される点が「コピー」とは異なる。設定画面では、バックアップモードを「フル」「増分」「差分」「スナップショット」から選択できるほか、バックアップファイルの圧縮やフィルタ設定、暗号化などを指定できる。
コピーやバックアップを開始すると、画面が自動的に「ステータス」に切り替わり、進行状況や経過時間、最終的なステータスなどを確認できる仕組み。ジョブの中止や再開などの操作も行える。
「コピー」「バックアップ」ともに、設定をジョブとして保存することができ、実行スケジュールを設定することも可能。スケジュールは一回のみのほか、分単位、時間単位、日単位(何日おきや曜日選択も可)、週単位、月単位(日付指定)で指定できる(いずれも開始日時を指定できる)。
「スケジュール」には、スケジュール設定されたジョブの一覧が表示され、前回実行日時や次回実行予定、バックアップの完了や中断などを示すステータスなどを確認できる。新たにスケジュールを登録したり、削除や編集を行ったりすることも可能だ。
バックアップイメージから復元する場合は「復元」を選択する。ジョブの実行履歴リストを選択すると、対象のフォルダツリーおよびファイル一覧が表示され、必要なファイルだけを復元できる。
「復元」では「デバイスモード」「時間モード」を切り替えられる。「時間モード」に切り替えると、古いバックアップから最新のものまでを、スライドバーを使って選択できるようになる。
メイン画面にはそのほかにも、ジョブの実行履歴が表示される「ログ」、ハードディスクやUSBメモリなど、接続されているストレージの情報(ボリューム名、総容量、空き容量、ファイルフォーマットなど)を確認できる「デバイス」の各タブ画面がある。
「ホーム」では、ハードディスクやパーティションのバックアップ、復元、起動ディスクの作成を行える「障害回復」ウィザードも利用できる。