ファイルサイズが大きく、ディスクスペースを消費するソフトをはじめとして、CPUへの負荷やメモリの利用率が大きいものを総称して「ブロートウェア(Bloatware:肥大化したソフト)」というらしい。ブロートウェアの典型といえば、パソコンにプリインストールされた、さまざまなサービスのためのユーティリティや体験版ソフトだが、パソコン初心者のうちは、そうしたソフトをアンインストールしてよいものか不安だったり、またアンインストールのやり方そのものがわからなかったりするものだ。
プリインストール以外でも、プログラムのインストールと同時に組み込まれるWebブラウザ用のツールバーなどは、セットアップオプションを見落として、ついついインストールしてしまったり、悪質なものになると、確認メッセージもなく、問答無用でインストールされてしまったりするケースもある。
「Should I Remove It?」は、そんなときに便利なソフトだ。単なるアンインストーラではなく、ディスクの占有量や、ほかのユーザはそのプログラムをどのように評価しているのかがわかり、アンインストールの参考になる。
「What is it?」ボタンでは、プログラムに関する詳細な情報とともに、そのプログラムのインストール/アンインストールの傾向が過去30日にわたって表示されたトレンドグラフや、同時にインストールされることの多いプログラム、同じベンダーが提供しているプログラムなどの情報も得られる。
一方、「Need Help?」ボタンでは、主要なパソコンメーカーがプリインストールしているプログラムやツール類の詳細なリストや、組み込まれることの多い代表的なツールバーやアドオン類をチェックできる。
これらの情報はすべて英文だが、プログラムの名前や簡単な素性がわかるだけでも、大いに参考になるだろう。
(福住 護)