ソフトを開発しようと思った動機、背景
ブラウザのブックマーク機能は、画面の端に細長いブックマーク欄が出現するものが多いと思いますが、フォルダ分け整理したときにその中身がすぐ表示されず、階層をたどらないと出てこないことを煩わしく感じていました。それより最初から画面全体を使って、フォルダ内のブックマークもすべて表示された方が使いやすいかな? と思って、作りはじめました。はじめは自分のパソコンのInternet Explorerのお気に入りを一覧表示するだけのJScriptとHTMLでした。フォルダの中が最初から見えていて、画面全体を使って配置も自由に並べ替えできることは、自分には使いやすいと感じました。常用ブラウザをChromeに変えたあとは、同じような一覧表示ツールをChrome拡張機能で作りました。
その後、常用ブラウザをコロコロ変えたくなってきたため、特定ブラウザに依存しない、独立したブックマーク管理ソフトに作り変えました。JavaScriptとC言語を多く使っているので「JC」と名付けました。常用ブラウザを変えてもブックマークの移行は不要で、閲覧から編集までブラウザの画面内で同じようにできる点が気に入っています。
開発中に苦労した点
Internet Explorerのお気に入りをインポートする機能で、並び順を維持するための実装に時間がかかりました。並び順を格納するバイナリデータの仕様がよくわからず、公式情報も見つからず、個人サイトを参考に実装とテストを繰り返しました。
ユーザにお勧めする使い方
Windowsの「スタートアップ」フォルダにショートカットを登録しておけば、OSとともに自動起動するので、便利かもしれません。
今後のバージョンアップ予定
自分が使いやすいように少しずつ改造して、適当なタイミングで次バージョンを公開する予定です。現在はブックマーク数が1,000個くらいまでの環境を想定していますが、もっと大量のブックマークでも使いやすいソフトにしていきたいです。
(ZTMS)