プロ・業務用として使える“住宅・建築シミュレーション&プレゼンテーションソフト”。作成した3Dデータのスマートフォンなどでの閲覧にも対応する。「3DマイホームデザイナーPRO」は、簡単な操作で間取りプランや3Dパースを作成し、多彩な表現力で顧客にプレゼンテーションできる高機能住宅デザインソフト。高低差のある敷地への対応や寄せ棟などの屋根設計、法規制への対応など、プロ向けならではの機能を数多く搭載し、設計事務所や工務店、リフォーム業者などのニーズに応える。新バージョン「8」では、間取り&3Dデータのスマートフォン/タブレットでの閲覧に対応したほか、インタフェースが一新され、操作環境が向上。編集機能や3D表示の強化も図られた。オリジナル太陽光パネルの作成も可能になった。
「スマートアクセス」と呼ばれる新しい操作画面では、ユーザの選択したオブジェクトに対応する「プロパティパレット」がすばやく表示され、オブジェクトの配置やサイズを即座に変更することが可能。画面内オブジェクトの表示/非表示の切り替えもワンタッチで行える。さらに、パーツのメーカー絞り込みにも対応し、よりスピーディに設備を選択できるようになった。
複数ファイルの同時起動も可能になった。複数のウィンドウで別々のファイルを編集でき、同一物件に対する複数の設計の比較や、ファイル間でのデータのコピー&ペーストを簡単に行える。
3D画面では、複数のパーツを同時に選択できるようになった。同じパーツを等間隔に配置したり、整列したりといった操作を3D画面内で行える。さらに、視線方向を変更した場合に、天井の表示を自動的にON/OFFできる機能も追加された。例えば、室内を俯瞰する場合は天井が非表示になり、室内から見上げる状態では天井が表示される。
3D表示の強化も図られた。OpenGL 4.2を利用した陰影表現のリアル化(アンビエントオクルージョン)に対応し、スポット光の表現などがより実感的になった。外装タイルなどの凸凹表現もよりリアルにレンダリングされるようになっている。
屋根設計では、新たに3種類の棟瓦自動生成機能と庇の作成機能を搭載。従来に比べ、自由度の高い屋根設計を行える。オリジナルパネルの作成も可能になった「太陽光パネルシミュレーション」機能も強化された。ウィザード形式の画面で太陽光パネルを作成できる。地域および家の向きを指定することで、大まかな発電量をシミュレーションすることも可能だ。
各種階段の意匠や情景を盛り上げる人物パーツ、動物パーツなども追加され、より説得力の高いプレゼンテーションを行うことができる。