シンプルなインタフェースで、直感的に使えるPDF作成ソフト。「印刷」機能を持つほぼすべてのアプリケーションでPDFを出力できる。「PDF24 Creator」は、汎用的な電子文書形式として広く使われるPDF形式のファイルを作成するためのソフト。「印刷」と同じ感覚でPDFファイルを出力できる仮想プリンタドライバと、既存の文書ファイルを加工できるエディタとで構成され、アプリケーションで編集中の文書をPDF化したり、エディタ上で文書の縮小イメージを確認しながら、ページの削除や文書の結合などを行ったりできる。
PDFの作成は、仮想プリンタドライバ「PDF24 PDF」を使って行う。ワープロや表計算ソフトなどのアプリケーションで編集中の文書を直接、PDF化できる。アプリケーションの「印刷」機能で、通常のプリンタドライバの代わりに「PDF24 PDF」を選択して実行すると、PDF形式のファイルが出力される。
ドライバの設定では、用紙の向きや1枚あたりに印刷するページ数、印刷解像度、ICM(Image Color Management)の使用、画像の圧縮、フォントの埋め込み、PDFのバージョンなどを指定できる。
専用エディタ「PDF24 Editor」に既存のファイルを登録し、編集したものをPDFとして保存することも可能。エディタ上のファイルブラウザから、編集画面にファイルをドラッグ&ドロップすることで、編集対象を登録できる。複数のファイルを登録することが可能で、個別にPDFファイルを作成したり、結合してひとつのPDFファイルにしたりできる。
そのほかにも、ファイル順序の入れ替えや並べ替え、不要なページの削除、ページの回転、空白ページの挿入、文書単位でのテキストの抽出や印刷といった操作を行える。
オプション設定では、PDFのバージョンや作者の情報、解像度、画像の圧縮、暗号化パスワード、ウォーターマーク、署名などを指定することが可能。画像ファイルの解像度やカラー深度、圧縮率などを設定することもできる。
さらに、タスクトレイメニューからは、画面をキャプチャしたり、キャプチャした画像を「PDF24 Editor」に転送したりすることが可能だ。
インターネットサービスを利用してFAX送信を行える仮想プリンタドライバ「PDF24 Fax」もあわせてインストールされる。