不要なファイルや設定の削除、レジストリエラーの解消、アプリケーションのアンインストールなど、多彩な機能を備えた“定番”メンテナンスソフト「CCleaner」の新バージョン。「CCleaner」は、パソコンを快適に利用するためのさまざまな機能が搭載されたシステムメンテナンスソフト。不要なファイルや設定を削除することで、動作の安定性・快適性を向上させ、プライバシーの保護にも役立つ。新バージョン「4.0」では、重複ファイルの検索・削除機能「ファイルファインダ」が追加されたほか、アイコンなどのグラフィックが改善された。
多彩な機能は、
- インターネット一時ファイルをはじめ、さまざまな不要ファイルを削除できる「クリーナー」
- 問題のあるレジストリを削除できる「レジストリ」
- アプリケーションのアンインストールなどを行える「ツール」
に分けられ、さらに、さまざまな設定を行える「オプション」を加えた四つのカテゴリーを、メイン画面左側のボタンで切り替えて利用する。「クリーナー」は、一時ファイルやCookie、履歴といった不要ファイルを削除して、ディスクの空き容量を増やすと同時に、処理速度の低下やトラブルの防止、個人情報漏洩の防止などに役立つ。「Windows」「アプリケーション」の二つのタブ画面が用意され、「Windows」ではシステム自体の一時ファイルやクリップボード、ごみ箱内のファイルなどに加え、エクスプローラやInternet Explorer関連の履歴、一時ファイルなどが削除対象となる。「アプリケーション」では、インストールされているアプリケーションに応じて、WindowsのアクセサリやOffice、FirefoxやGoogle ChromeといったWebブラウザのクリーンナップを行える。
「レジストリ」では、レジストリ上の問題点を解析し、解決することが可能。リストには、共有DLLや関連付け、フォントなどの項目が並び、必要なものをメンテナンスできる。解析結果には、問題点や実際のレジストリキーが表示され、問題を解決できるようになっている。
「ツール」では、アプリケーションのアンインストールや消えずに残っているエントリの削除、Windows起動時に実行されるスタートアップアイテムの編集に加え、システム復元ポイントの削除、ドライブ全体や空き領域の抹消などを行える。ドライブや空き領域の抹消では、単純な上書き(1回)から最長35回の複雑な上書きまで、上書き方法を四段階から選択でき、ファイルを復元できないように完全に抹消してくれる。さらに、隠しファイルや0バイトファイルなども探せる重複ファイル検索・削除機能「ファイルファインダ」がVer.4.0で新たに追加された。
「オプション」では、削除対象から除外するCookieやファイル/フォルダ、レジストリキーを指定できるほか、逆に削除するファイル/フォルダを指定することも可能。Windows起動時の自動実行やファイルの削除方法(上書き回数)も指定できる。「ごみ箱のコンテキスト(右クリック)メニューに『CCleaner』を追加する」といった項目も用意されている。