回転するメニューからアイテムをすばやく開ける3D表示のランチャ。アプリケーションやファイル/フォルダを開けるほか、Web検索を行うことも可能。電源管理やタスク切り替えも行える。「Krento」は、アイテムを「サークル」と呼ばれる楕円の形に並べたアプリケーションランチャ。サークルをホイールボタンでアクティブ化し、ホイールのスクロールで回転させて、左ボタンのクリックで目的のアイテムにアクセスする仕組み。キーボードで操作することも可能で、サークルのアクティブ化や切り替え、回転、選択といった操作をキーボードのみで行える。
サークルへのアイテム(「ストーン」と呼ばれる)の登録は、サークルの真ん中にある「ストーンマネージャー」上にアイテムのアイコンをドラッグ&ドロップするだけでよい。ファイル/フォルダ、アプリケーションのほか、ハードディスクのボリュームやデバイス、コントロールパネル、ハイパーリンク(URL)などを登録することも可能。アプリケーションではコマンドラインパラメータを指定することもできる。
アプリケーションの検索機能もある。サークルに未登録のプログラムでも、実行ファイル名で見つけ出し、開くことができる。検索はインクリメンタルサーチに対応し、1文字入力するごとに検索候補が絞られる。
任意のキーワードをWebサイトで調べることも可能。標準でGoogleやWikipediaなどのストーンが用意され、クリックすることでテキスト入力のダイアログが表示され、検索を行える。そのほか、TwitterやFacebook、Gmailなどのソーシャルサービスへのリンクも登録できる。
新しいサークルを追加することも可能。サークル名、アイテム名、アイコンなどは任意に設定でき、例えば「仕事」と「プライベート」、「文書作成」「ユーティリティ」など、プログラムの種類や用途に応じて、よく使うアイテムをグループ化して使い分けることができる。
外観のカスタマイズ機能も充実している。スキンのデザインをはじめ、サークルやストーンのアイコンなども好みで設定できる。標準搭載のデザインに加え、作者のホームページからデザインをダウンロードして、適用することも可能。サークルの半径や透明度、ストーン(アイコン)のサイズを調整することもできる。