メモリ内にファイル情報を持つことで、高速な処理を実現した“インメモリデータベース搭載型”ファイル検索ソフト。「Gooo」は、指定文字列に合致したファイルをリスト形式で出力するソフト。検索対象フォルダを登録することで、まず対象フォルダ内のファイル/フォルダ一覧が表示され、さらにコンボボックス形式のバーからファイル名やコマンドを入力することにより、条件に合致したファイル/フォルダがリスト表示される。AND条件による絞り込みや重複ファイルの検索、よく利用する検索条件の登録なども可能。Ver.6.xでは、従来バージョン以上の省メモリ化、高速化が図られた。
検索対象の登録は、フォルダをメイン画面にドラッグ&ドロップし、「検索フォルダの追加」画面でフォルダを選択して、「更新」を実行する。検索文字列は、ツールバーのコンボボックスに直接、入力して指定すればよい。複数の文字列をスペース区切りで入力すれば、AND条件による絞り込みとなる。
「/コマンド名」という書式で、検索オプションを指定することも可能。ファイル名のみやフォルダ名のみの検索、Microsoft Office文書や重複ファイルの検索などをドロップダウンリストから選択できる。さらに、拡張子による検索や指定フォルダ内の検索を行うためのコマンドなどを利用したり、ユーザが使用した検索文字列やコマンドをドロップダウンリストに登録したりすることも可能だ。
コンボボックスのドロップダウンリストには、過去に使用した文字列やコマンドが履歴として記録され、再検索も容易。Webブラウザの「進む」「戻る」に似たボタンで、前後の検索結果を呼び出すこともできる。検索結果は(ファイルの詳細情報以外に)アイコンで表示させることも可能だ。
ステータスバーには、検索に要した時間(秒)や検索対象フォルダ内の総ファイル数、合致したファイル数、検索結果を保存した際のファイル名などが表示される。
プロパティ設定では、
- 検索結果リストに表示されるフィールド(項目)のカスタマイズ
- 検索に使用するコマンドの選択
- 半角/全角や大文字/小文字などの区別の指定
- サムネイルの表示サイズの指定
などを行うことが可能だ。そのほか、検索結果リストの項目名(ラベル)のクリックで並べ替えを行ったり、ファイルのダブルクリックで、関連付けされたアプリケーションで開いたりすることも可能。リスト上のコンテキスト(右クリック)メニューでは、ファイルの削除や色づけなどを行える。