魔王を倒すために主人公が旅を続ける“強制横スクロールRPG”。画面の左端から迫り来る破壊の淵に追いつかれないようにしながら、仲間の力も利用して魔王を撃破しよう。刻々と闇に呑み込まれてゆく世界を救うには、誰かが魔王を倒さなくてはならない
「片道勇者」は、無限に生成される世界を舞台に、さまざまな職業を選んで魔王と戦う強制横スクロールRPG。ミニマップを注視して不利な地形を避け、闇に呑み込まれなように移動し続けて、魔王のところまでたどり着こう。キャンペーンワールドでオンラインプレイに参加することも可能。やり込み要素が豊富に用意され、中毒性が高い。
ゲームの舞台は、魔王の手で蘇った「闇」により、刻一刻と消滅し続けている世界。闇は、人も町もモンスターも区別することなく、すべてを呑み込み、消し去ってしまう。闇の侵食から世界を救うには、不眠不休で魔王のもとにたどり着き、戦って倒すしかない。世界を救わんと立ち上がった勇者の一人=主人公は、「ヴィクター王」より魔王討伐の命を受け、「闇から逃げ続けながら、魔王に立ち向かう」という過酷な旅を敢行する……。
主人公の傍らには、ヴィクター王によって生み出された人工妖精の「イーリス」が常につき添い、ゲーム中に雑談をしたり、ゲーム終了後にアドバイスを受けたりすることができる。
ゲームの内容は、ターン制のファンタジーRPG。ゲーム内で一歩移動したり、敵を攻撃したりすることでターンが進み、画面が左にスクロールする。右への移動が間に合わず、左端の破壊の淵に呑み込まれるとゲームオーバー。山や川を越えたり、建物の壁を壊したりするのには時間がかかるので、常に余裕を持って行動できるよう心がけることが重要だ。
キャンペーンワールドではオンラインプレイも楽しめる
選択できるクラス(職業)は、騎士、剣士、海賊、理術士、詩人、冒険家など、全部で8種類。ゲーム開始時点では騎士と剣士しか選択できないが、プレイ内容に応じて獲得できる伝説ポイントを使用したり、特定の条件をクリアしたりすることで、選択できるものが増える。各クラスにはA(男)、B(女)、C(特殊)の3種類の外観も用意されている。
伝説ポイントはクラスチェンジのほかにも、アイテムを次回以降のプレイに持ち越すことのできる次元倉庫を拡張したり、新たな特徴(スキル)を獲得したりするのにも利用することが可能だ。
冒険は毎回、ヴィクター王の城内からはじまるが、マップはランダムに生成される。旅の途中でセーブ屋に頼むか、セーブクリスタルを使用すれば、セーブすることも可能。さらに、途中でゲームオーバーとなってしまったマップを指定して、一から再チャレンジすることもできる(過去二つまで選択可能)。さらに、キャンペーンワールドを選択すれば、ほかの勇者たちとのオンラインプレイも楽しめる。
各プレイとも、
- 旅の仲間なし、仲間EDなしで400km移動したところで出現する魔王と戦う「やさしい旅」
- 一定時間ごとに出現し、ゲーム内時間を3時間戦って去ってゆく魔王を倒す「普通の旅」
といったモード(追加モードも存在する)を楽しむことができる。襲ってくる相手以外は傷つけないよう注意しながら敵と戦い、レベルを上げる
ヴィクター王への謁見が終わったら、左にある箱を破壊し、中に入っているアイテムを獲得する。城の出口付近にいる老婆に話しかけ、近くの街の位置を聞いておくことも重要。会話中はターンが進まないので、慌てる必要はない。次元倉庫にアイテムを入れてあれば、反対側にいる次元倉庫の番人に話しかけて、取り出せる。
外の地形やアイテム、モンスターなどの配置は、新しいマップをプレイするたびにランダムに変化する。それぞれの地形の特徴などを知りたい場合は、イーリスに尋ねてみよう。
街では、食事をしたり、アイテムや武具などを購入したり、セーブしたりすることが可能(詳細は街によって異なる)。ただし、近寄ってみるまで石壁の中は見ることができない。実際は街ではなく、モンスターハウスのことも多い。注意が必要だ。
街ではないが、石柱が立っている場所には、商人や女神像などが待っていることがある。女神像の力により、LVを消費して、指定のステータスを強化することができる。
敵との戦闘は先手必勝。ただし、希少動物や友好キャラを傷つけるとペナルティが発生し、自然保護団体「緑の森」や友好なキャラたちからも襲われるはめになる。出会った相手によっては──条件をクリアしていれば──旅の仲間となってくれることもある。旅の仲間になるのは、ヴィクター王の娘「フリーダ王女」や「フリーダ王」「傭兵パンティ」「ペット」などの個性的な面々だ。