ディスプレイやプリンタ、スキャナといった周辺機器を使用する上で欠かせないのがデバイスドライバ(ドライバ)と呼ばれるソフトだが、実際には周辺機器だけでなく、パソコン本体もさまざまなドライバを必要としている。ドライバもWindows本体やアプリケーション同様、機能アップや不具合の解消などの理由で時折アップデートされる。常に最新のドライバを使用することで、トラブルの防止やパフォーマンスの改善に役立つわけだが、OSやオフィスアプリケーションのようなメジャーどころとは違い、アップデートが話題になることはあまりなく、見過ごされがちな存在といえる。
アップデートの作業も、まずデバイスのモデルに応じたバージョンを探してダウンロードしなければならないし、アップデートの手順も一様ではない。さらにはトラブルに備えてのバックアップなども考えると、つい億劫になってしまうのも無理からぬところだ。
ところが、「RadarSync PC Updater」は、いま長々と述べたような手間を全部まとめて解消してくれる、なんとも頼れる存在だ。ハードウェアの構成に詳しくなくても、適切なモデルを選び、最新版を自動で探してくれるだけでもうれしいが、その上、ダウンロードからバックアップ、インストールまでフルオートでやってくれる。
自動スキャンは1回のみ、毎日、毎週という指定に加え、Windowsの起動と同時に実行するというオプションも選べる。最新バージョンに問題が見つかり、「当面アップデートしたくない」といった場合には、「無視する」でスキャン対象から除外してしまうこともできるし、万が一問題が起きても復元可能と、まさに至れり尽くせりだ。
(福住 護)