複数の画像ファイルを一括でサイズ変更できるソフト。リサイズ時に画像形式を変換したり、エフェクトを適用したりすることもできる。「Light Image Resizer」は、複数画像の一括リサイズをはじめ、多彩な機能を備えた画像リサイズソフト。5種類のリサイズモードを搭載し、出力可能な形式も豊富。思い通りのリサイズ処理を行うことができる。リサイズ後の画像ファイルを添付したメールを作成したり、PDFファイルを作成したりすることも可能。画像の拡大・縮小アルゴリズムは、高速リニア、リニア、キュービックに加え、高品位なランチョス(Lanczos)を選択することもできる。
リサイズ処理は、(1)対象の画像ファイルを指定し、(2)リサイズ処理の内容を指定して、(3)開始(実行)という手順で行う。メイン画面には「画像」「オプション」の各タブ画面が用意され、画像ファイルの指定は「画像」タブのリストへの追加で、処理内容の指定は「オプション」タブで行う。画像ファイルのリストへの追加はフォルダ単位で行うことも可能。サブフォルダ内のファイルを対象にするかどうかも指定できる。
リサイズ後のサイズは幅、高さともにpixel、パーセント、インチ、センチのいずれかで指定できる。「アスペクト比を維持する」オプションもある。
選択できるリサイズモードは、
- 《自動調整》元画像の縦横比を維持したまま、指定サイズにリサイズ
- 《ストレッチ》画像を指定した縦横比にリサイズ
- 《センタリング》画像を指定サイズの中央に配置。残りの部分は背景にする
- 《トリミング》画像を指定サイズにトリミング。画像が目的のサイズより大きい場合は中央からトリミング
- 《リターゲット(シームカービング)》特殊なリサイズ。縦横比によっては元画像を毀損する可能性がある
の5種類。画像が指定したサイズよりも小さいときにだけリサイズする「拡大のみ実行する」、指定したサイズより大きいときにだけリサイズする「縮小のみ実行する」オプションもある。リサイズ時に、画像形式を変換したり、エフェクトを適用したりすることも可能。(相互)変換可能な形式はBMP/JPEG/PNG/GIF/TIFF/PDF/PSD/PCX/TGA/WEBP。適用できるエフェクトには、透かし、色の反転、グレースケール、セピア効果、境界線を追加などがある。リサイズした画像の出力先は、
- 元画像は保持したままコピーを作成する
- 元画像のサイズを変更
- 移動
- 圧縮(ZIP)
- PDFの作成
- Facebookでシェア
から選べるようになっている。リサイズ後の画像サイズ、使用するリサイズモード、オプションの組み合わせは「プロファイル」として保存・登録しておくことができる。あらかじめ「デスクトップ解像度」「1600×1200」「DVD(NTSC)」「iPhone」など、多数のプロファイルが用意されている。