あらかじめ指定しておいた文字列がコピーされたときに、さまざまなアクションを自動実行するソフト。「Clipboard Rules」は、クリップボードを監視し、文字列のコピーをトリガーにして、指定コマンドを実行するユーティリティ。トリガーとなる文字列とアクションとの組み合わせを「ルール」と呼び、複数のルールを設定して運用できる。ひとつのルールに複数のアクションを指定することも可能。
ルールに設定するのは、
- ルール名
- トリガーとなる文字列
- 実行するアクション(コマンド)
指定文字列がトリガーとなるのは、クリップボードにコピーされた文字列と完全に一致したとき。「コピーした文字列に含まれる」などの場合は無効になる。アルファベットでは大文字/小文字も区別される。設定できるアクションは、
- プログラムやバッチファイルを実行する
- ログファイルに書き出す
- エクスプローラで指定フォルダ開く
- クリップボードの内容を指定した文字列で置換する(あるいは追加する)
- ポップアップメッセージを表示する
- デスクトップにアラートを表示する
の6種類。ひとつのルールには、複数のアクションを指定できる(「プログラムを実行し、かつログファイルに書き出す」など)。ただし、同種のアクションを複数指定することはできない(したがって、複数のプログラムを起動するといったことは指定できないが、その場合はバッチファイルを作成して、バッチファイルの起動を設定すればよい)。ルールの追加・編集・削除はメイン画面から行う(追加・編集時はルールエディタが起動する)。一時的にルールを無効化するためのポーズ機能も備える。