書類やラベルなどの記入欄に、文字や数字をピッタリと合わせて印刷できるソフト。定型書類だけでなく、オリジナルの書類でも位置合わせ印刷を行える。「すごい位置合わせPRO」は、簡単な操作で用紙への位置合わせ印刷を行えるソフト。会社や役所で使われる届出書や申請書、納品書、請求書など、通常は手書きで作成していた書類を、文字や数字を入力した状態で、きれいに印刷できる。新バージョン「5」では、新たに「属性設定ウィンドウ」を搭載。書式変更やオプション設定をすばやく行えるようになった。さらに、作成したオブジェクトを一括管理できる「オブジェクトリスト」が追加され、操作性・機能性が向上した。
「すごい位置合わせPRO」では、用紙を画像として取り込み、文字の入力位置に文字オブジェクト(文字枠)を作成して、文字列を入力する。用紙の取り込みはスキャナで行えるほか、既存のPDFファイルや画像ファイル(BMP/JPEG/PNG/TIFF)を利用することもできる。
入力する文字列のフォントの種類やサイズ、色に加え、縦書き・横書き、行間・文字間、枠内の位置(左右/上下合わせ)などは、オブジェクト単位で設定することが可能。用紙上には文字オブジェクトのほか、表オブジェクトや図形オブジェクト、画像オブジェクトを配置することもできる。表オブジェクトでは、スプレッドシートとよく似た画面で、伝票の表(リスト)部分への入力を一括して行える。
新バージョン「5」では「チェックマーク」オブジェクトが追加され、チェック欄へのマーク(レ印)の入力が簡単になった。同じく新たに追加された「ラベル」オブジェクトを用いれば、1ページ内に同一形式のラベルを複数、印刷できる。
文字オブジェクト、表オブジェクトでは、簡単な数値計算(括弧付きも可)を行うことも可能。文字オブジェクトまたは表のセルを指定して、計算式を入力するだけでよい。小数点以下の桁数(0〜3桁)や端数処理(四捨五入、切り捨て、切り上げ)も設定できる。
新機能「オブジェクトリスト」は、用紙上にあるすべてのオブジェクトをリスト表示できるもの。わかりやすい名称をつけて管理できるほか、表データとのリンク設定の有効/無効や、【Tab】キーによる移動順などを、オブジェクトごとに指定・変更できる。
文字オブジェクトを90度単位で回転させることも可能になった。さらに表データ内では、数字の半角/全角切り替え、先頭/末尾の空白の削除も行えるようになるなど、外部ファイルから表データを読み込んだ際に便利な機能が追加された。