スタートアッププログラムの起動を調整することにより、Windows起動時の高速化を図るソフト。わかりやすいインタフェースで、簡単に操作できる。「Quick Startup」は、Windowsの起動後に自動的に起動するスタートアッププログラムを管理するためのソフト。登録されているすべてのスタートアップアイテムをリスト化し、アイテムの追加、削除、編集、遅延時間の設定などを行うことで、起動の高速化を図る。「Quick Startup」ユーザによるスタートアップアイテムの信頼性評価機能も備える。
起動すると、「スタートアップ」フォルダやレジストリに登録されたスタートアップアイテムが検索され、リスト表示される。表示されたスタートアップアイテムは、個別に有効/無効を設定することが可能。アイテムの左側にあるチェックボックスのチェックを外せば無効に、チェックを入れれば有効になる。一時的に無効にできるだけでなく、アイテムそのものを削除することもできる。
アイテムの有効/無効の判断を支援してくれる機能もある。ひとつはアイテムをGoogleで検索する機能。「当該アイテムが実際にどのような働きをしているか」などを調べることができる。そして、もうひとつがアイテムの信頼性の目安になる「レート」機能。「Quick Startup」ユーザがスタートアップアイテムの信頼度を評価したもので、アイテムの信頼度が色分け表示される。アイテムの信頼性に対する評価は、ほかのユーザと共有することも、共有せずに個人のメモとして利用することもできる。
スタートアップアイテムの起動時間を個別に遅延させることもできる。リストで遅延時間を設定したいアイテムを選択し、「遅延」ボタンを押すと、当該アイテムが遅延リストに移動する。遅延時間は30秒、60秒、90秒、120秒、150秒、180秒のいずれかから選択・設定できるようになっている。
そのほかにも、
- アイテムを手動で起動する機能
- スタートアッププログラムの名前やパスなどを編集する機能
- 新たなプログラムをスタートアップに登録する機能
- アイテムのあるフォルダを開く機能
- Windowsのタスクスケジューラを開く機能
などが用意されている。