はじめてでも戸惑うことなく使える、操作性の高いはがき・住所録ソフト「筆まめSelect」シリーズの新バージョン。写真やイラストを簡単に切り抜ける機能などが追加された。「筆まめSelect」は、年賀状や挨拶状・案内状などを簡単な操作で作成できる「筆まめ」のダウンロード版。新バージョン「2013」は「筆まめ Ver.23」に相当し(パッケージ版から一部機能・素材が割愛されている)、
- 写真を好きな形に切り抜くことができる「フォトカッター」
- 宛名面にデザイン的要素を加えられる「宛名デコ」
など、ユニークな機能が追加された。さらに、利用できるデザイン・イラストは前バージョン「2012」の5,000点から23万点に、また定型文章は1,000文例から2,500文例以上にと、大幅に増量された。ユーザの操作を支援する機能が用途別に用意され、ウィザード形式で手軽にはがき・住所録を作成できることが大きな特徴。ウィザードは大きく表示され、操作の流れを示すチャート、文字や矢印、操作ボタンなども見やすくデザインされており、年配の方やはじめて使う方にもわかりやすい。いったん決定して進んだあとでも、前に戻ることができる。
デザイン面(裏面)を作成するための支援機能として用意されているのは、
- サンプルデザインを選び、イラスト・文章を変更するだけで作れる「特急デザイナー」
- 往信・返信の宛名面とデザイン面をまとめて作れる「往復はがきデザイナー」
- 写真を効果的に配したはがきを作れる「デジカメデザイナー」
など。「特急デザイナー」には、送る相手や雰囲気を選ぶと、膨大なサンプルデザインからイメージに近いものをピックアップしてくれる「しんせつモード」もある。「しんせつモード」でも、余白(書き込みスペース)や差出人を入れるかどうかを選択できる上、必要なら完成後にイラストの追加や変更、サイズ変更などのアレンジを加えることも可能だ。素材を加工するためのデザインツールも充実し、オリジナリティの高い年賀状を作ることができる。例えば、新しく搭載された「フォトカッター」は、デジカメ写真やイラストの必要な部分を簡単に切り抜くことができる機能。マウスで輪郭をなぞって大まかな範囲を決め、調整してゆくことで、フリーハンドの輪郭線で写真から人や動物、建物などを切り抜き、好きな位置に貼り付けることができる。
そのほかにも、
- セピアなどで写真の雰囲気を変えられるレタッチ機能
- 絵画や版画のような効果を加えられる「筆まめアトリエ」
- 落款風の印影を作れる「はんこメーカー」
- ポップな色やスタイルの手書き文字を入力できる「お絵かきペン」
など、ひと味違った年賀状を作るための機能が数多く用意されている。新バージョン「2013」では、宛名面にもデザイン的な要素を加えられるようになった(宛名デコ機能)。豊富に用意されたデザインテンプレートから選び、美しい風景や花模様のすかし絵、ワンポイントイラストなどを空きスペースに配置するだけで、自分流のデザインを作ることができる。
住所録には、カード型のデータベースを搭載。連絡先の電話番号やメール、誕生日、画像データなど、さまざまな個人情報を登録して、カード形式またはリスト形式で閲覧できる。はがき作成用途に絞った入力支援機能としては「特急宛名入力」が用意されている。7ケタの郵便番号を入力するだけで、都道府県名から地域の住所までが入力され、あとは番地と建物名を入力するだけでよい。住所・氏名(連名)のほか、会社宛の場合には、部署名・役職名なども登録できる。カードに戻って、個別にデータを編集・追加することももちろん可能だ。