USBメモリなどのUSBデバイスを利用して、各種OS用のインストールメディアを作成できるソフト。「UNetbootin」は、Linuxディストリビューションなど、さまざまなOSをインストールするためのUSBメディアを作成できるソフト。インストールするディストリビューションとバージョンをリストから選択するだけで、Webからインストールパッケージをダウンロードし、インストールメディアを作成してくれる。CD/DVDドライブのない環境でも、各種OSを手軽にインストールできる。
対応するOSは、Ubuntu、Debian、CentOS、Fedora、openSUSEといったLinuxディストリビューションに加え、FreeBSDやFreeDOSなど、40種類。メイン画面の「ディストリビューション」から、プルダウンメニューで選択できる。ディストリビューションを選択すると、対応するリストでバージョンを選択できるようになる。選択したディストリビューションは、インストールメディア作成時に、それぞれの配布サイトからダウンロードされる。リストにないOSでも、別途ダウンロードしたり、CDメディアなどを用意したりすることで、作成することが可能。「ディスクイメージ」を選択して、ローカルのISOイメージファイルを指定すればよい。
ディストリビューションとメディアタイプ(USBメモリ以外の外部メディアも可)、インストールするメディアのドライブを指定して「OK」ボタンを押すだけで、インストールメディアの作成が開始される。手順としては、
- インストールパッケージ(ISOイメージ)のダウンロード
- ISOファイルを展開し、USBメモリなどにコピー
- ブートローダのインストール
となり、完了時にはすぐにパソコンの再起動が可能。そのままOSのインストール作業を続けられるようになっている。