シンプルな操作とわかりやすさが特徴のファイル/フォルダリネームソフト。「Drag&Drop Renamer」は、ドラッグ&ドロップによる操作を基本としたリネームソフト。あらかじめ指定しておいた定型文字列のアイコンにファイルをドラッグ&ドロップすることで、リネームを実行する。単純なリネームに加え、二つのファイルの名前交換、文字列の追加・削除・置換、連番の付加といった機能を備える。
メイン画面は「大アイコン」「小アイコン(1)」「小アイコン(2)」「ツール」の四つのタブ画面で構成される。基本になる定型文字列によるリネームは、このうち「大アイコン」「小アイコン(1)」「小アイコン(2)」で行う。
これらのタブ画面内にあるアイコンの下(または右)のテキストボックスにリネーム後のファイル名を入力し、リネームしたいファイルをアイコンにドラッグ&ドロップすることで、ファイル名を変更できる仕組み。「拡張子を保持」にチェックを入れておけば、リネーム前の拡張子がそのままリネーム後も保持される。
「大アイコン」には30個、「小アイコン」にはそれぞれ48個のアイコンがあり、最大で126種類のリネームに対応する。リネームに使用した文字列は自動保存され、次回起動時には前回使用した文字列が入力された状態で起動する。文字列はファイル名データとして保存することもできる。126個のアイコンそれぞれに対応した形で保存され、読み込むときも保存時と同じアイコンに読み込まれる。ファイル名データは複数を保存し、切り替えて使うことができる。
「ツール」には、よく使われるパターンでのリネーム機能が用意されている。この画面では、
- 二つのファイルの名前を入れ替える「名前の交換」
- 文字種を変換する「全角へ変換」「半角へ変換」「大文字へ変換」「小文字へ変換」
- ファイル名はそのままで、拡張子だけを変更する「拡張子を変更」
- 元ファイル名の前または後ろに指定文字列を加える「文字列を追加」
- 元ファイル名の前または後ろから指定した文字数を削除する「文字列を削除」
- 元ファイル名に含まれる文字列を別の文字列に置き換える「文字列を置換」
- 元ファイル名の前または後ろに連番を追加する「連番を追加」
- 指定した文字列に連番を付けて変更する「名前+連番にリネーム」
といったリネームを実行できる。これらもすべて、リネーム対象のファイル/フォルダをそれぞれの機能のアイコンにドラッグ&ドロップするだけでよい。「連番を追加」「名前+連番にリネーム」では、対象ファイルをまとめて指定するだけでなく、ひとつずつ指定できる「連番(自動増)を追加」「名前+連番(自動増加)にリネーム」も用意されている。