小学生の女の子を主人公にしたSFストーリー。ミステリアスな転校生や過去からやって来た少年との出会いを経て、タイムトラベルをする。時空を超えて、小学生の女の子が友人とともに七つの時代を冒険する
「タイムパーティー」は、「川楽備(カワラビ)町」でごく普通の生活を送っていた少女が、ふとしたきっかけで仲間とともにタイムトラベルをすることになるRPG。物語は、小学5年生の主人公「セイ」のクラスに、「ミライ」という名の少女が転校してくるところからはじまる。
ミライと席が隣になったセイは、ミライをいろいろな場所に案内する。小学校や町の中を周り、裏山へと向かった二人は、池の中から突然現れた少年「ショウ」に出会う。ショウによれば、「裏山で遊んでいたら、光とともにモンスターが出現し、振り払っている間に誰かに光の中に突き落とされた」らしい。
三人が話していると、件のモンスターが現れ、いきなり襲いかかってきた。モンスターを撃退し、三人は裏山から町へと戻ったが、そこでショウが妙なことを言い出した──「自分が住んでいた町は川楽備町だが、町の様子が違う」と。
ショウに頼まれ、セイは川楽備町を案内する。ひと通り周ったあと、ショウはセイとミライに「自分は過去の世界から、セイたちの住む未来の世界へ飛ばされてしまったようだ」と告げる。ショウによると、自分が住んでいた世界と、セイたちがいるこの世界は似ているが、細かいところで違うらしい。しかし、信じられないセイとミライは、しばらく様子を見ることにする。セイの母親の好意で、ショウはセイの家に居候することになる。
次の日、セイとミライが学校へ行くと、担任の「ゼンゾウ先生」から「モンスターが徘徊しているので、『裏山』と『迷路の森』には近づかないように」といわれる。しかし、裏山と同じくモンスターが出現した迷路の森に、ショウに関係する手がかりがあるかもしれないと考えたセイとミライは、ショウを誘って森へと向かう。ところが、そこでショウが大けがを負い、入院してしまう。さらにセイの友人たちに、ショウが過去からやって来たことがばれてしまう。
セイや友人たちは、ショウがこの世界に来るきっかけとなった裏山の池に集合する。裏山の池では「時代の狭間」と呼ばれる空間に入ることができ、時代の狭間を経由すれば、七つの異なる時代へ行くことができるようだ。セイはショウや友人とともに、時を超えた冒険に乗り出す……。
キャラクタ固有のスキル攻撃がバトルの勝敗を左右する
ゲームの目的は「時空を超えて七つの時代を冒険する」こと。プレイヤーは主人公のセイを操作し、「時代の狭間」を拠点に友人たちの中から一人を誘って、それぞれの時代へと旅立つ。仲間を入れ替えながら各時代を飛び回り、すべてのイベントのクリアを目指す。仲間となるのは、
- 過去からやって来た心優しい少年「ショウ」
- 野性味あふれる年下の少年「ジモン」
- 明るくてイケメンが大好きな双子の姉妹「ナラ&アスカ」
- 日本文化に興味津々の外国人の少年「イアン」
- 目立つことが苦手な同級生の少年「カムロ」
- 児童会長を務める、歴史が大好きな少女「センゴク」
- 勉強は苦手だが、スポーツ万能の少年「エド」
といった友人たち。戦闘システムは、ランダムエンカウント形式のターン制フロントビューバトル。敵とエンカウントして戦闘がはじまると、まず「戦う」か「逃げる」かを選ぶ。「戦う」を選んだ場合は、次に攻撃方法を選択する。
攻撃方法は、武器を使う物理攻撃「こうげき」、MPを消費するスキル攻撃「特技」、戦闘中に徐々にたまってゆくTPを消費する「必殺技」の3種類。「特技」「必殺技」は、ミライが物理タイプの「ダスト」、ショウが風タイプの「おみこし」というように、キャラクタごとに使えるものが異なる。物理攻撃に比べ、スキル攻撃は威力が高い。ここぞというときに使いたい。
キャラクタのマップ移動は、【Shift】キーを押すことで速くできる。セイの持っているアイテム「神速」でも速度を変更することが可能。「神速」はゲームスタート時から所持している。