撮影時の年齢や、撮影してからの経過日数などの情報がわかる“デジカメ画像ビューア”。最大100件までの情報を登録できる。「早幾年」は、デジカメ写真に記録された撮影日時と、あらかじめ登録しておいた誕生日や記念日などの日付をもとに、撮影時の年齢や記念日からの経過日数などを自動計算・表示してくれるソフト。メイン画面にデジカメ写真をドラッグ&ドロップすると、撮影してから現在までの経過日数(何年何ヵ月何日)や、当時の家族の年齢などが表示される。計算結果をクリップボードに転送したり、コメント情報としてデジカメ画像に埋め込んだりすることも可能だ。
メイン画面は、(1)画像表示エリア、(2)ツールボタン、(3)項目+計算結果リストの三つのエリアに大きく分けられる。利用するにはまず、ツールボタンを使い、
- 項目名:自分や家族の名前、記念日の名称など
- 誕生日(記念日):家族の誕生日、結婚日や婚約日、入社日など
- 1年の単位:登録したのが人間であれば「歳」、記念日であれば「年」を指定
- 学年表示
- 学齢と学年:年齢と学年の対応関係を「学齢」をもとに設定
などの情報を登録する。「誕生日(記念日)」はカレンダーで登録することが可能。「1年の単位」を登録すると、人間なら「×歳×ヵ月×日」、記念日なら「×年×月×日」と表示される。「学齢と学年」では、小学1年生の学齢は7、6年生は12というように、義務教育期間内は自動的に割り当てられる。三年制の高校と四年制の大学では、入力用ボタンをクリックし、ユーザが任意に割り当てを行う。設定が終了すると、メイン画面のリストに項目名だけが表示される。作成したリストは保存や順序の入れ替え、項目の削除などを行うことが可能。最大100件までの情報を登録できる。
実際に操作する場合は、エクスプローラなどからデジカメ写真ファイルを画像表示エリアにドラッグ&ドロップする。表示エリアにはデジカメ写真のサムネイルのほか、ファイル名や撮影したカメラの機種名、撮影日時および当該日の経過日数などが表示される。同時にリストには、登録した項目ごとに撮影時の年齢や記念日からの経過日数などが表示される。
計算によって表示された年齢や経過日数は、「結果出力」ボタンでクリップボードに転送したり、デジカメのExif情報として書き込んだりすることが可能。コメントの埋め込みを選択した場合は“元のファイル名_Cmnt.jpg”という命名規則(初期設定)で、新たなファイルとして保存される。
そのほか、
- サムネイルと拡大表示の切り替え
- 撮影された月に関するWikipediaや当該週のオリコンチャートの表示
- 画像の回転(90度単位)
などの機能も備える。