キャプチャした画像をそのままクリップ(トリミング)できる“画像切り取りソフト”。クリップする範囲を1pixel単位で正確に指定できる。「AimClip」は、画面キャプチャとキャプチャ画像のクリップとを一連の操作で行うことできるソフト。多彩な操作方法が用意され、正確で効率的なトリミングを行える。デスクトップ画面のキャプチャ画像だけでなく、既存の画像を切り取ることもできる。ブラウザを自動スクロールし、ページ全体をキャプチャできる「スクロールキャプチャ」機能や、キャプチャ画像の印刷機能なども備える。
画面キャプチャは「ウィンドウ選択」モードまたは「フルスクリーン」モードで行える。キャプチャまでの待ち時間や「マウスカーソルもキャプチャ」するかどうかも指定できる。
「ウィンドウ選択」モードは、現在、開かれているウィンドウの一覧から対象のウィンドウを選択して、キャプチャを行えるもの。キャプチャ対象のウィンドウがWebブラウザの場合、ブラウザを自動スクロールさせ、Webページ全体をキャプチャすることができる。スクロールキャプチャはInternet Explorer、Firefox、Google Chrome、Opera、Safariの各ブラウザに対応する。
キャプチャした画像ではなく、既存の画像ファイルを読み込むことも可能。ファイルの読み込みには、
- クリップボードからの貼り付け
- エクスプローラなどからのドラッグ&ドロップ
- 「AimClip」簡易File Viewダイアログからの選択
- Windowsの「開く」ダイアログからの選択
といった方法が用意されている。画像のクリップ方法として用意されているのは、
- クリップ範囲の始点と終点を指定する「2点クリックモード」
- マウスホイールでクリップ範囲の拡大・縮小を指定できる「マウスホイールモード」
- 以前切り取った位置で切り取れる「固定モード」
の3種類。「マウスホイールモード」は、マウスのホイールでクリップ範囲の拡大・縮小を行うもので、マウスホイール時には縦横比は維持される。縦横比を変更したい場合は【Ctrl】キーで横サイズを、【Shift】キーで縦サイズを固定して、拡大・縮小すればよい。「固定モード」では、以前クリップした範囲の履歴からクリップ範囲を指定でき、履歴からの選択時には範囲をプレビューできるもの。クリップ時には表示画像の拡大・縮小および移動が可能。画像を拡大して、正確に指定できるようになっている。クリップを実行すると、切り取られた画像がクリップウィンドウに表示される仕組み。クリップウィンドウでは、画像の保存、クリップボードへのコピー、印刷を行うことができる。画像の保存時には、画像サイズを「クリップしたサイズ」「現在の表示サイズ」「指定サイズ」のいずれかから指定できる。保存可能なファイル形式はBMP/JPEG/TIFF/GIF/PNG。PNGファイルへの保存では、透過色も設定できる。
そのほか、色調整や上下反転、左右反転、90度右回転といった編集機能や、マウスポインタ直下の色情報取得機能なども備える。