ダンジョン探索が半自動で進行するRPG。プレイヤーの指示に従って行動する様子を“やきもき”しながら見るのが楽しい。ダンジョンの探索は半自動。休憩も自動の親切設計?
「SemiAutomatic Dungeon」はその名の通り、ゲームが半自動(SemiAutomatic)で進行するシステムが採用されたダンジョンRPG。記憶喪失の主人公が、仲間の「メル」「ビッグ」とともに、依頼を達成するために冒険を繰り広げる。
ゲームは森の中からはじまる。主人公たちが依頼された内容は「アーバンシティに手紙を届ける」こと。30日目の12:00までにアーバンシティへ到着する必要があり、「カントリー村」「ミディ町」「妖精の小路」といった町や森を中継しながら、目的地を目指して旅をする。
ダンジョンの探索は、プレイヤーが「臆病」「慎重」「堅実」「大胆」「無謀」から「方針」を決定することからはじまる。方針を決定すると、パーティはその方針に従って自動で探索を行う。
探索を行うと、ダンジョンの「踏破値」「現在位置」が上昇する。この二つの値を最大にすると、次のフロア(町など)へ進めるようになる。休憩は自動で、パーティメンバー全員の残りHPをもとに、休憩するかどうかが決まる。状態異常のメンバーがいる場合は、手持ちの回復アイテムを使用して回復させられるが、アイテムを所持していない場合は回復させることができない。
方針の主な傾向は、
- 臆病・慎重──踏破値が上がりにくい。罠に掛かりにくく、敵に遭遇する確率も低い。HPが減ったら、早めに休憩を取る
- 堅実──踏破値も敵遭遇率もバランスがよく、周囲への注意も行える。パーティの総HPが半分になったら、休憩に入る
- 大胆・無謀──踏破値が上がりやすいが、敵に遭遇する確率も高い。あまり休憩を取らず、探索を優先する
となっている。一度、探索の方針を決定すると、しばらくはその方針で行動する。方針の決定は慎重に行いたい。魔物を倒しても、経験値も得られなければ、お金も手に入らない!?
ダンジョンを探索していると、戦闘やランダムイベントが発生する。戦闘にはランダムエンカウント形式が採用され、バトルシステムはフロントビューのターン制。攻撃方法は、武器で物理攻撃を行う「通常攻撃」と、SPを使用して攻撃する「特殊技能」の2種類。パーティメンバーの特性は、主人公が属性魔法や回復魔法を操り、メルは物理攻撃に長けたパワーヒッター、ビッグは攻撃力が低いものの、「目潰し」「急所狙い」といったテクニックに長ける。それぞれの特性を理解した上で、効果的に攻撃しよう。
ランダムイベントの内容は「アイテムの発見」「罠との遭遇」「ステータスの上下」など、さまざま。これらに対する行動は、方針に大きく関わってくる。イベントをこなすと経験値が入る。「SemiAutomatic Dungeon」では、戦闘ではほとんど経験値が入らないため、キャラクタレベルを上げるには、ランダムイベントを数多くこなす必要がある。探索中にゲットしたアイテムは、街に行って鑑定してもらうと使えるようになる。
探索が終わると、街へ入ることができる。街には「宿屋」「武器・防具屋」「道具屋」「教会」などがある。宿屋ではパーティメンバーのHP/SPを回復できるほか、キャラクタをレベルアップさせることもできる。宿屋に泊まるまでキャラクタのレベルは上がらないので、街に入ったら必ず宿屋に泊まり、レベル上げと回復をしておこう。