「いもうと」との会話を楽しみながらパソコンを操作できる、コマンド入力型のアプリケーションランチャ。「いもうとランチャー」は、インタフェースに「いもうと」キャラクタを採用したアプリケーションランチャ。デスクトップに現れる「いもうと」に「プログラムを起動して」「検索して」というように、パソコンの操作を“手伝ってもらう”スタイル。入力したコマンドを実行できるほか、Googleを利用した検索なども行える。
コマンドを実行するには、「いもうと」とともに表示されるユーザ用の吹き出しに入力し、【Enter】キーを押せばよい。コマンド入力補完機能を備え、冒頭を入力すると、続く文字列が補完される仕組み。少ないキー入力でコマンドを実行できる。入力したコマンドに応じて「いもうと」が返事をしたり、表情を変えたりもする。さらに、コマンドの先頭に「?」を付けることで、続く文字列がGoogleで検索されるようになっている。
コマンドの登録はドラッグ&ドロップで行える。例えば、ファイル/フォルダを登録するには、
- 対象のファイル/フォルダをユーザ用の吹き出しにドラッグ&ドロップ
- 開いた設定画面で、コマンド名や作業ディレクトリなどを登録
すればよい。登録済みのコマンドは、「いもうと」を右クリックすることでリスト表示される。リストで選択してコマンドを実行することもできる。リスト表示の順番なども設定画面で指定できる。「いもうと」の応答や表情を指定することもできる。設定は、設定ファイル(model.conf。インストールフォルダ内のmodelフォルダにある)をテキストエディタで編集するか、同梱の「いもうとメーカー2012 Express Edition」を利用して行う。顔やスカートなど、「いもうと」の指定エリアにコマンドを割り当てることもできる。
「いもうと」キャラクタは、モデルを入れ替えて使うことができる。同梱されたモデルのほか、作者のホームページからモデルデータをダウンロードすることもできる。また表示スタイルは、通常の「いもうとモード(model)」のほか、「いもうと」キャラクタを使わない(コマンド入力部だけの)「シンプルモード(model_simple)」も用意されている。
そのほか、エキサイト翻訳、Yahoo!ロコ(路線)、Yahoo!辞書との連携機能がミニアプリとして登録されているほか、テキストファイルの内容をクリップボードにコピーしたり、コマンドをコマンドプロンプトで実行したりすることもできる。