操作感覚が独特で、難易度の高いアクションゲーム。宇宙空間に放り出された宇宙飛行士を、「重力アンカー」で引っ張って地球まで帰還させる。小惑星の衝突から地球を救った英雄を、重力アンカーを使って無事帰還させよう
「ジーオペレーション(G Operation)」は、「重力アンカー」を利用して間接的に主人公を動かし、ゴールまでたどり着かせることが目的のアクションゲーム。さまざまな障害物や敵の攻撃を回避し、各ステージにひとつだけ存在する出口に主人公をたどり着かせればよい。ステージ間などに挿入される、主人公の上官からのメッセージもおもしろい。
ゲームの主人公は、単身スペースシャトルに搭乗し、捨て身の特攻で巨大な小惑星の衝突から地球を守った宇宙飛行士「マックイーン(略してマック)」。すっかり死んだと思われていたが、実は生き延びていた。マックが生存していることを知るのは、マックのかつての上官で、現在は国会議員のアンソニー元大佐だけ。元大佐の手によって、マックの脳には──本人も知らないうちに──密かに高性能重力アンカーの操作端末が埋め込まれていた。
アンソニー元大佐のアドバイスを受けながら、重力アンカーを駆使して地球への帰還を目指すマック。このミッションは、元大佐の独断による極秘任務のため、ほかからのサポートは受けられない。危険な障害物だらけの宇宙空間を突破して、マックは無事、地球にたどり着くことができるだろうか……。
用意されたステージは全40面。ミッションに失敗すると即死亡するが、アンソニー元大佐に嫌みや当てこすりを言われる以外のペナルティはない。何度でも当該ステージの最初からやり直すことができる。オートセーブ機能があり、ゲーム終了後もそれまでに到達したステージであれば、どこからでも再開することができる。
重力アンカーは、マウスを左クリックしている間だけ重力を発生し、物を引きつける
操作はマウスとキーボードとを併用して行う(といっても、大部分の操作はマウスで行う)。ステージ上には「重力アンカー」と呼ばれる、円を描く、二重矢印のオブジェクトがある。重力アンカーは、マウスの左クリックで強力な重力を発生させ、マックをアンカーに引き寄せる。クリックし続けて勢いよくマックを引き寄せると、マックはアンカーを越えて移動し、やがて勢いの落ちたところで戻ってくる。ドラッグにより、マックをカーブさせることも可能。さらにアンカーを中心に、マックをグルグル振り回すこともできる。重力アンカーは、マウスで自由に移動させることができるようになっている。
重力は、左クリックしている間だけ発生する。そのため「ちょっとだけクリックして離す」操作を繰り返すことで、マックを細かく空中移動させることも可能。クリックし続けたあと、クリックを止めれば、マックを勢いよく飛ばすこともできる。マックの速度は、クリックを止めた時点の速度が維持される。
重力アンカーによる操作で、マックをステージ上の出口に無事にたどり着かせることができればステージクリア。次のステージに進むことができる。なお、マックの姿が画面の外に消えても、重力アンカーの影響が及ぶ範囲内にとどまっていれば、しばらくすると戻ってくる。しかし、制御範囲を超えてしまうと地球の重力に引かれ、流れ星となってしまう。注意しよう。
バラエティに富んだ障害物をいかに回避するかが腕の見せどころ
マウスを右クリックすると、軌道予測機能を使える。クリックを続けている間、現在の位置で左クリックした場合の「マックおよび移動する障害物の想定される軌道」を白い弾と赤い弾で表示してくれる。
足場のある場所では、【←】/【→】キーでマックを左右に歩かせて、移動させることが可能。重力アンカーを使うことができないときや、下手に使うと危険なときなどに活用したい。
宇宙空間にはさまざまな障害物が漂っており、マックの帰還はたやすいことではない。なかでもやっかいなのがトゲのような物体。移動しない普通のトゲのほか、重力アンカーを使うと引き寄せられてくる赤いトゲ、逆にアンカーに反発する青いトゲの3種類がある。どのトゲもマックが触れた瞬間に爆発し、即アウトになってしまう。なかでも赤いトゲは、マックをアンカーで操作するたびに寄ってくる、危険で面倒な存在だ。
黄色い縞模様のように見えるのはバリアが張られた空間。バリアの上では重力アンカーを使うことができないため、操作の難易度がアップする。
宇宙空間に配置された建造物も、マックの行く手を阻む障害物として多数、登場する。建造物が登場するステージでは、時にはあえてマックを画面の外に出して回避しなくてはならないこともあり、テクニックが要求される。そのほかにも宇宙空間に漂う小惑星など、さまざまな障害物が登場する。