フィールドが回転する、ユニークかつ爽快感抜群のシューティングゲーム。全方位から惑星を取り囲んで押し寄せてくる敵を、画面を回転させながら粉砕する。“ハイパーメディアフリーター”黒田勇樹氏のアニメ「ウルフくんとうさぎさん」がモチーフ
「ヒトデサイボーグの雑食天国」は、「黒田運送(株)」の奇妙なキャラクタが数多く登場する、一風変わったエンドレスシューティングゲーム。カオスな雰囲気を楽しみながら、ハイスコアを目指し、撃って撃って撃ちまくろう。
元俳優で、現在は“ハイパーメディアフリーター”として活躍中の黒田勇樹氏による自主制作アニメ「ウルフくんとうさぎさん」をもとにしたゲームで、黒田氏のサイト「黒田運送(株)」とのコラボレーション企画となっている。主人公たちはもちろん、敵方にも黒田氏デザインのキャラクタが登場し、黒田運送(株)の独特な世界観を構築している。
シューティングゲームとしてもユニークだ。縦スクロールでも横スクロールでもなく、ヒロインのいる惑星を中心にしてフィールドが回転し、「360度全方向から押し寄せる敵キャラを迎え撃つ」方式が採用されている。
4体のボスを倒して一周するごとに敵がパワーアップ
ゲームの主人公は「ウルフくん」とその女友達(恋人?)の「うさぎさん」。ウルフくんはロボットに乗って惑星の外周に立ち、宇宙から攻め寄せてくる敵からうさぎさんを守らなくてはならない。うさぎさんは惑星の中央にしゃがんで身を守っている。
ゲーム開始時点でのロボットの残機数は2。うさぎさんのライフは5。敵は惑星の周囲全方向から攻めてきて、ロボットの隙をうかがいなら接近してくる。ロボットは、敵本体または敵弾に接触すると破壊され、残機が1減る。うさぎさんは、敵弾には当たらないが、降下してきた敵に接触するとライフを1失う。ロボットが全滅するか、うさぎさんのライフが0になってしまうとゲームオーバーとなる。
ステージは四つのサブステージで構成され、各サブステージのボスを倒せばステージクリア。四つのサブステージをすべてクリアすると、ステージ数が1増え──基本構成は同じだが──敵の攻撃がパワーアップした周回がはじまる。これをゲームオーバーになるまでエンドレスでプレイして、ハイスコアを目指す。
アイテムを獲得して自機をパワーアップし、弾幕の嵐で敵を粉砕しよう
操作はマウスで行う。マウスを動かすと、その向きに画面内で惑星が回転し、動かし続けることで、360度回転させることができる。惑星の動きに合わせて、惑星上空の宇宙空間も回転する。自機は惑星表面の画面中央に固定され、動かない。この状態で上空から攻め寄せてくる敵を攻撃し、粉砕する。
攻撃はマウスの左クリックで行う。ゲーム開始時点では単発のショットしか発射できないが、アイテムを獲得することで、攻撃力をパワーアップさせられる。上空を飛行する、アイテムをぶら下げたロケットを撃墜すれば、アイテムを入手できる。
アイテムは大きく分けて「ミニ砲台」「特殊武器」「1UP」の3種類。「ミニ砲台」を獲得すると、砲台からもショットが発射され、攻撃力と攻撃範囲がアップする。砲台は最大8基まで増設することが可能。ロボットと同様、敵や敵弾に接触すると破壊される。
「特殊武器」にはいくつかの種類があり、獲得すると一定時間、特殊攻撃ができるようになる。「1UP」では、残機を1機増やすことができる。