有害サイトへのアクセスをブロックしたり、インターネットへの接続時間帯を制御したりできる“ペアレンタルコントロール”ソフト。「KinderGate - PARENTAL CONTROL」は、有害なサイトや不快なコンテンツが子どもたちの目に触れないように保護してくれるフィルタリングソフト。設定画面に用意された、
- ウェブ広告削除ツール
- 検索エンジン“安全検索モード”
- 形態学分析
で基本的な保護を行えるほか、ユーザがオリジナルのルールを追加して、より詳細な保護を行うことも可能。「表示されたサイト」「ブロックされたリクエスト」といった統計情報も確認できる。「ウェブ広告削除ツール」は、URLを解析して、広告と思われるものを削除する機能。「検索エンジン“安全検索モード”」では、検索サイトのフィルタリング機能を有効にする。「形態学分析」では、ゲームやポルノなどに関連する単語が含まれるページを表示しないようにすることが可能。対象とするカテゴリーはチェックボックスで簡単に選択・指定できる。
より詳細なフィルタリングを行いたい場合は、「ルール」機能を使って条件を登録すればよい。設定できる条件には、
- サイトカテゴリー
- コンテンツフィルタリング
- アドレス制限
- 時間制限
があり、これらを組み合わせて、詳細なルールを登録できる。「サイトカテゴリー」では、スライダーを使って、制限なし〜最低〜通常〜中〜高の五段階からレベルを選択することが可能。高レベルでは、薬物乱用、出会い系、ハッキング、酒、煙草といったものから、ストリーミングメディアや個人サイト、blogといったものまでフィルタリングされる。「コンテンツフィルタリング」では、ビデオ、オーディオ、画像、ドキュメント、書庫・実行ファイルのそれぞれに対して、ファイルのダウンロードを無効にできる。
「アドレス制限」では、具体的なアドレスを指定して、アクセスを制限することが可能。信頼済みサイトを登録することもできる。
「時間制限」では、インターネットの利用時間帯を指定できる。曜日ごとに異なる時間帯を設定できるようになっている。
さらに「詳細ルール」では、サイトカテゴリーをはじめとした四項目を組み合わせて、より詳細な指定を行うことが可能。動画やサウンドのコンテンツをファイル形式単位で指定したり、http/ftpなどの通信プロトコルを制限したりすることもできる。
インターネットの利用状況は「統計」画面で確認できる。最も多く表示されたサイトのカテゴリーや具体的な個別サイト、最近ブロックされたリクエスト、送受信トラフィックなどがグラフやリスト形式で表示される。そのほか、インスタントメッセージでやり取りしたメッセージを記録する機能もある。
「KinderGate」自体の設定は、勝手に変更されないようにマスターパスワードで保護される。