簡単な操作でWindowsのインストール用USBメモリを作成できるソフト。USBメモリにMS-DOSをコピーすることも可能。「WinToFlash」は、WindowsのインストールCD/DVDの内容をUSBメモリなどのメディアにコピーし、起動およびインストールを可能にするソフト。Netbookなど、本体にCD/DVDドライブが搭載されていないパソコンへのWindowsの再インストールやバージョンアップなどの際に便利。対応するWindowsのバージョンはWindows 7/Vista/XP/Server 2003/Server 2008およびWindows 8。Windowsプリインストール環境をUSBメモリにコピーすることも可能だ。
使い方は簡単。「WinToFlash」を起動すると、メイン画面には緑色のチェックマークが描かれた大きなボタンが表示される。このボタンをクリックすれば、ウィザードが開始される仕組み。ただし、ウィザードで設定するのは、
- インストールCD/DVDが挿入された光学ドライブ
- コピー先メディアのドライブ
だけ。あとはUSBメモリへの書き込みが終了するまで待てばよい(書き込み先メディアにあった内容はすべて消去されるので、この点には要注意)。プリインストール環境などのコピーは、「Advanced Mode」に切り替えて行う。Advanced Modeでは詳細な設定を行うことも可能だが、(基本的に)ドロップダウンリストから処理内容を選択し、コピー元の光学ドライブとコピー先のメディアを指定するだけと簡単だ。
作成が完了したUSBメモリはブートドライブとして使用できる(環境によってBIOSで起動順序などの変更が必要)。
そのほか、
- Windows XP/Server 2003の緊急用ブートローダUSBメモリの作成
- Windows XP/Server 2003の回復コンソールUSBメモリの作成
- 起動可能なMS-DOS USBメモリの作成
も可能だ。