「主人公のこいぬを操って、おもちゃの世界を冒険する」という設定のアクションゲーム。吹き出しで敵を攻撃したり、吹き出しの上に乗せて移動させたりしてゴールを目指す。マウスで鳥の「キミドリ」を操作し、「ほういち」にそのあとを追わせてゴールに導く
「おもちゃのほういち」は、マウスドラッグで主人公のこいぬ「ほういち」を間接的に操作・誘導する、ユニークなシステムのアクションゲーム。風船を割ってカギを入手し、電池が切れる前にゴールにたどり着かせればよい。用意されたステージは全50面。
「ほういち」はある日、不思議な泡に包まれておもちゃになってしまい、風船だらけの不思議なおもちゃの家に迷い込んでしまう。おもちゃの世界から脱出するするには、危険を冒して数多くの扉を開ける必要がある。脱出のためのルートを知っているらしい鳥の姿をした「キミドリ」に導かれ、「ほういち」の長い冒険がはじまる……。
操作はマウスで行う。マウスを動かすと、ボードを持った「キミドリ(マウスカーソル)」が移動する。「ほういち」の近くでマウスを左ドラッグすると、「ほういち」をその方向に移動させることが可能。左右への移動は歩き、斜め上と真上は、頭のプロペラを回転させて空を飛ぶ。マウスを右クリックすると、「ほういち」の口から「BOW」という吹き出しが出現する。必要な操作はこれだけと、シンプルだ。
ゲームオーバーにならないよう、すばやく移動して敵の攻撃を回避しよう
「ほういち」はおもちゃになってしまっているので、活動するには電池が必要。電池の残量は何もしなくても、時間ともに減る。空を飛ぶと、歩くよりも消耗が激しい。敵の攻撃やトラップなどでダメージを受ければ、ダメージの度合いに応じてやはり消耗する。電池が切れる前にゴールまでたどり着かせるには、かなりシビアな操作が必要だ。画面左下に表示された電池の残量が0になると、ゲームオーバーとなる。
電池は、ステージ上のお菓子や電池を取ることにより、回復させることができる。ただし、あめ玉や小さなケーキなどでは、目に見えるほどの回復はない(あめ玉などは、実質的には得点用のアイテムで、無理して取りに行くと、電池の消耗が激しいので要注意)。大きな電池は一気に電池の残量を回復してくれる。取るタイミングを考えながら上手に活用しよう。
「BOW」の吹き出しはユニークな機能だ。「BOW」を当てると、風船を割ったり、敵の弾を破壊したり、敵を攻撃したりできる。さらに「ほういち」を「BOW」の上に乗せれば、電池の消耗を抑えながら移動させることが可能。「BOW」は一定時間で消滅するほか、再度右クリックしたり、下から体当たりしたりすることでも消すことができる。
はじめてのステージでは、足跡のついた積み木を踏むことを最優先に
用意されたステージは計50面。通常ステージとボスステージの2種類がある。ステージクリアの条件は通常ステージ、ボスステージともに「カギを取り、扉を開けて中に入る」こととなっている。
通常ステージでは、各ステージに必ず赤い風船と青い風船が1個から複数個存在する。どちらかの色の風船をすべて割ると、ステージ上のどこかにカギが出現する仕組み。ボスステージではステージごとに条件が異なるが、ボスを「BOW」で倒すか、ボスの攻撃をかいくぐってカギを拾い、ゴールまで逃げ込むかのいずれかが基本となっている。
ステージ上のアイテムで最も重要なのが足跡のついた積み木。この積み木を踏んでおけば、ゲームオーバーになっても、そのステージから再開できるようになる。そのほかにも、トゲ付きのブロックや通り抜けられるブロック、破壊できるブロック、近寄ると吸い寄せられる磁石、上に乗ると矢印の方向に流されるブロックなどのアイテムが配置されている。もちろん敵もザコからボスまで、個性的なキャラクタが多数登場する。
もうひとつの重要なアイテムが爆弾だ。画面下部中央に配置され、左クリックするとステージ上のすべての風船と敵にダメージを与えることができる。三発しか使用できないが、一気にそのステージをクリアすることが可能だ。