400種類以上の形式に対応した画像ビューア・変換ソフト。多彩なフィルタを備え、レタッチソフトとして利用することも可能。「XnView」は、エクスプローラ風のインタフェースを持つ多機能画像ビューア。対応する画像形式が非常に多いことが特徴。読み込み可能な形式は400以上、書き出し可能な形式は50以上に上る(一部、動画、音声、コンテナなども含む)。一般的な画像ビューアでは表示できない画像でも、閲覧できる可能性が高い。複数ファイルの一括変換/編集も可能。例えば「マイナーな形式の画像をより一般的な形式のものに変換する」といった使い方ができる。スクリーンキャプチャ、スライドショウの作成・実行、コンタクトシートの作成などの機能も搭載。44の言語に対応する。
メイン画面は、左側にフォルダツリー、右上にはサムネイル、右下にはプレビューの各エリアが配置された3ペイン構成(初期状態)。複数の画像を同時に開き、タブで切り替えながら閲覧することができる。フォルダツリーは、ボタンで「お気に入り」「カテゴリ」に切り替えることが可能。「お気に入り」設定された画像だけを閲覧したり、カテゴリ/レーティング/カラーラベルが設定された画像を絞り込み表示したりすることができる。プレビューエリアでは、画像のプロパティやヒストグラム、デジカメ写真のExifの確認、カテゴリの設定などを行える。
画像を編集・加工することも可能。選択範囲のコピー/切り取り/貼り付け、リサイズ、回転・反転、傾き補正、明るさ/コントラスト/色合いの調整、減色、赤目修正、グレースケール化など、豊富な画像処理機能を搭載する。さらに、ぼかし、強調、エッジ、シャープ、エンボス、インターレース除去、ノイズ、ドロップシャドー、スライス、モザイク、油絵、球面レンズなど、多彩なフィルタを利用して、画像を加工することも可能だ。
そのほか、
- デスクトップやアクティブウィンドウなどのキャプチャ
- TWAIN機器からの取り込み
- 印刷
- ファイル検索
- IPTC/Exif情報の編集
- スライドショウの作成・再生
- 壁紙設定
- パノラマの作成
- コンタクシートの作成
- ファイルリストの作成
なども可能。さらに、メイン画面のレイアウトやサムネイルエリアの表示形式、サムネイルのサイズなどをカスタマイズすることもできる。数多くのプリセットパターンから選択できるようになっている。英語版のソフトだが、標準で44の言語に対応し、インストール時に自動的に日本語表示となる。