CPUやグラフィックカード、ハードディスクなど、パソコンを構成するデバイスの動作状態をモニタできるソフト。数値の動きをリアルタイムで確認できる。「Open Hardware Monitor」は、パソコンの状態をリアルタイムで確認できるハードウェアモニタ。マザーモードの温度やCPUの動作周波数(クロック)、温度、使用率、グラフィックカードの動作周波数、ハードディスクの温度など、デバイスの状態を一覧形式のリストで確認できる。対応するすべての項目をメイン画面で確認できるほか、確認したい項目だけをタスクトレイやガジェット(Gadget)に表示させることも可能。マルチコアCPUにも対応する。
メイン画面には、CPU、グラフィックカード(GPU)、ハードディスクなどのデバイスごとに動作周波数や動作温度などが表示される。各デバイスの表示項目は階層構造になっており、不要な項目は折りたたんでおくことも可能。表示される項目は、
- ●CPU
- Clocks:バスおよびCPUコアの動作周波数
- Temperatures:CPUコアごとの温度(※)
- Load:CPU全体およびコアごとの負荷(使用率)(※)
- ●グラフィックカード(GPU)
- Clocks:CPUコア、メモリ、シェーダの動作周波数
- Temperatures:CPUコアの温度(※)
- Load:GPUコア、メモリコントローラ、ビデオエンジンの負荷(使用率)
- ●ハードディスク
- Temperatures:ハードディスクの温度(※)
(※)の付いた項目はリアルタイムで数値が変化する。各項目ともに現在(Value)、最高(Min)、最低(Max)の各数値をモニタすることが可能。CPU、グラフィックカード、ハードディスクの温度の推移はグラフで表示させることもできる。メイン画面が邪魔な場合は、ガジェットやタスクトレイに特定の値だけを表示させることも可能。各項目のコンテキスト(右クリック)メニューで指定できるようになっている。
そのほか、
- モニタ結果のテキストファイル出力
- スタートアップへの登録
- 最小化時のトレイアイコン化
- 温度単位の指定(摂氏/華氏の選択)
なども行える。ガジェットの透明度やフォントサイズ、位置の固定、最前面表示などを指定することも可能。インストールは不要。配布アーカイブを解凍(展開)して実行するだけで利用できる。