クラウド技術が採用された総合セキュリティ対策ソフト「ウイルスバスター」シリーズの新バージョン。新たにTwitterやFacebookなどのソーシャルネットワークサービス(SNS)対応機能を搭載。Webの閲覧やコミュニケーションの安全性を向上させた。「ウイルスバスター」は、ウイルスによるファイルの改竄、ワームによる破壊活動、スパイウェアによる情報の漏洩など、さまざまな脅威からパソコンを守ってくれる総合セキュリティ対策ソフト。インストール直後からパソコンの保護を開始し、不正プログラムの活動や侵入を検知すると、リアルタイムでブロックする。すでにパソコン内に潜んでいる不正プログラムやウイルスに侵されたファイルも、マニュアルスキャンで駆除・隔離し、安全を確保することが可能。新バージョン「2012」では、SNS対応機能「SNSプロテクション」が追加され、SNSを安心して使えるようになったほか、不正プログラム対策やネットワーク対策などの機能も強化された。さらに、ノートパソコンのバッテリーモードでの使用電力効率を高めたことで、アイドル時のバッテリー駆動時間が長くなった。
マニュアルスキャンで利用できるのは「クイック検索」「コンピュータ全体の総合検索」「カスタム検索」の三つ。クイック検索、総合検索では、スケジュールを設定し、自動実行させることも可能だ。
リアルタイム保護機能は、タスクトレイメニューでON/OFFを切り替えることが可能。ただし、安全性を確保するため、メイン画面上の大型アイコンで保護の状態を警告するとともに、停止後30分が経過すると、自動的に保護が再開される。
保護関連機能では、
- 危険なサイトのブロック(レベル指定可能)
- 迷惑メール対策
- Windowsファイアウォールを強化する「ファイアウォールチューナー」
- 安全でない無線LANの警告
- インスタントメッセンジャーへの対応
などをユーザが選択・設定することが可能。さらに、- パソコンの起動時にスキャンを行い、不審なプログラムを駆除
- スキャン対象から除外するファイル/フォルダ
- 常にアクセスを許可するサイト/無線LANのアクセスポイント
なども設定できるようになっている。そのほかにも、
- アクセス可能なWebサイトや時間帯をWindowsのユーザアカウント別に制限できる「有害サイト規制」
- Windowsのパフォーマンスを改善する「システムチューナー」
- カード番号やメールアドレスなどの漏洩を防ぐ「個人情報の保護」
- 重要なデータを保護できる「リモートファイルロック」
- ファイルを完全に抹消する「データ消去ツール」
など、パソコンを安全かつ快適に使うための機能が揃っている。※本稿はβ版をもとにまとめられています。書かれた内容が実際の製品とは異なる場合もありますので、あらかじめご了承願います。(編集部)