ハードディスクという装置を実際に使うために欠かせないのがパーティションの作成(とフォーマット)だ。1基のハードディスクを二つのパーティションに分けることで、システムやアプリケーション用とデータ用の二つのドライブとして使い分けたり、Windowsとその他のOSを切り替えて使ったりなど、さまざまな応用ができる。だが、パソコンを使い続けているうちに、やがてパーティションの空き容量が不足してくるといったことも考えられる。そんなときパーティション管理ソフトがあれば、余っている方のパーティションを少し縮小して足りない方へ移動させるとか、使用頻度が低い方をばっさり削除して、一つの大きなパーティションにまとめてしまうといったことが簡単にできる。
「EASEUS Partition Master Home Edition」も、そんなパーティション管理ソフトのひとつだが、基本的なパーティション自体の管理に加え、パーティションやディスクをコピーしたり、中のデータを抹消したりといった機能を備えているのが特徴だ。
単に「パーティション管理」というと、あまり使う機会はないように思えるかもしれないが、「EASEUS Partition Master Home Edition」は、実際には“ハードディスク用の総合型メンテナンスソフト”とでも呼べそうな多機能ソフトになっている。ハードディスクの増設やバックアップ、交換したディスクの廃棄(データの抹消による機密の保護)など、さまざまな場面で利用できそうだ。
(福住 護)