簡単な設定でコンテキスト(右クリック)メニューをカスタマイズできるソフト。数多くの項目をカスタマイズすることが可能。「右クリックメニュー改」は、アイコン(の上)やフォルダウィンドウ、デスクトップ上などで右クリックした際に表示されるコンテキストメニューを強化するためのソフト。Windowsにあらかじめ用意されたメニュー項目の表示/非表示を個別に設定できるほか、シャットダウンや再起動、ログオフ、休止状態といった終了オプションをコンテキストメニューに追加することも可能。Windows 7で動作する。
使い方は簡単。起動すると、カスタマイズ可能項目が並ぶメイン画面が表示される。各項目にチェックを入れる/外すことで、当該項目のメニューでの表示/非表示が即座に切り替わる仕組み。設定できる項目数は35に上り、大きく「基本項目」「新規作成の個別項目」「追加項目」の三つに分けられている。「基本項目」でカスタマイズ(ON/OFF)できるのは、
- アプリケーションアイコンの右クリックで表示される項目──「開く」「ファイルの場所を開く、フォルダの場所を開く」「管理者として実行」「別のユーザとして実行」「互換性のトラブルシューティング」「タスクバーに表示」「スタートメニューに表示」
- ファイル/フォルダアイコンの右クリックで現れる項目──「プログラムから開く」「共有」「ライブラリに追加」「デスクトップの背景として設定(画像ファイルの場合)」
- 両方に共通の項目──「送る」「以前のバージョンの復元」
となっている。【Shift】キー+右クリックで表示される「パスとしてコピー」「新しいプロセスで開く」「コマンドウィンドウをここで開く」といった項目もカスタマイズすることが可能だ。「新規作成の個別項目」では、デスクトップまたはウィンドウ上での右クリックで表示される「新規作成」のサブメニューをカスタマイズすることが可能。Windows 7の(初期状態で)サブメニューに含まれる「ライブラリ」「フォルダ」「ショートカット」「連絡先」「ブリーフケース」「Journalドキュメント」「テキスト文書」「ビットマップイメージ」「圧縮(zip形式)フォルダ」それぞれの表示/非表示を切り替えられる。
「追加項目」では、Windowsを終了させるための項目(終了オプション)──「シャットダウン」「再起動」「ログオフ」「ロック」「休止状態」──をコンテキストメニューに追加できる(デスクトップまたはエクスプローラのフォルダウィンドウのコンテキストメニューに表示)。そのほか、「ユーザフォルダの表示」「フォルダへコピー」「フォルダへの移動」「ごみ箱を空にする」といった項目を追加することも可能だ。
ユニークな機能として「自動カスタマイズ」がある。すべての「追加項目」を表示に、また「基本項目」「新規作成の個別項目」を非表示にするもので、例えば「コンテキストメニューをシステムの終了関連だけで使いたい」といった場合に便利だ。