正規表現を利用することで、複雑なファイル名変更も行えるリネームソフト。リネームの実行前に、画面で結果を確認できる。「ファイル名一括変更」は、ユーザの指定した規則にもとづいて、ファイル名を一括で変更できるソフト。シンプルなわかりやすいインタフェースで、はじめてでも戸惑うことなく操作できる。ファイルの指定はドラッグ&ドロップで行うことが可能。搭載された機能は、
の四つ。それぞれを一括で処理できる。「ファイル名置換」では、正規表現を使用することが可能だ。「連番作成」では、ファイル名の共通部分となる文字列と連番の開始番号、桁数を指定することにより、新たなファイル名のパターンを決める。連番は原則としてファイル名の末尾に追加されるが、連番が先頭になるように指定することも可能だ。
「ファイル名置換」は、元のファイル名に含まれる文字列を、別の文字列に置き換えるもの。文字列の指定に正規表現を使うことで、複雑な処理方法も指定できる。
「作成日変更」「更新日変更」は、ファイル名ではなく、ファイルの属性として記録された作成日や更新日を一括で変更できるもの。「増分」を指定すると、基準にする作成/変更日時に対して、それぞれ分単位で増やせる。例えば日付を「2011/06/01」、時刻を「15:00:00(15時0分0秒)」、増分値を「5」と設定した場合、最初のファイルの時刻は「15:00:00」でスタートし、次のファイルは「15:05:00」、三つ目のファイルは「15:10:00」というように、時刻が5分ずつ増えて変更される。すべてのファイルを同じ日時で統一したい場合は、増分値を「0」に指定すればよい。
リネーム対象のファイルを指定するには、メイン画面のリストにファイルをドラッグ&ドロップする。リストへの追加後に順番を並べ替えたり、不要なものを削除したりすることも可能だ。
実行前には、変更後のファイル名や日時を確認することが可能。「試行」ボタンをクリックすると、どのようにリネームされるかが画面に表示される。設定をやり直したい場合は「元に戻す」をクリックすれば、現在の設定とプレビューがクリアされる仕組み。プレビューの結果、問題がなければ続いて「実行」をクリックし、実際にリネームを行う(実行後は「元に戻す」ことはできない)。