文字や段落の書式設定、キーマクロ、グレップ(grep)検索などの機能を備えたテキストエディタ。文書に画像を挿入したり、よく使う文や日付を挿入したりすることも可能。「e-メモ」は、文字単位での書式設定や装飾などが可能で、“ワープロとしての使い勝手”を持つテキストエディタ。テキスト形式およびリッチテキスト形式の保存・読み込みに対応する。BMP/GIF/JPEG/PNGといった主要形式の画像を開いて、文書中に挿入することも可能。対応する文字コードはShift JIS/EUC-JP/ISO-2022-JP/ISO-8859-1/UTF-8。通常使う文字コードはオプションで指定できる。
文書ウィンドウにはタブ切り替え方式が採用され、同時に複数の文書を開いて、切り替えながら編集できる。1タブ内の文書ウィンドウを上下または左右に分割し、同一文書の異なる部分を表示させたり、異なる文書を表示させたりすることも可能。文書の幅は用紙サイズで指定するか、またはツールバー上で値を直接入力したり、文書ウィンドウをドラッグしたりすることでも指定できるようになっている(単位はmm/cm/point/inchから選択できる)。
文字の装飾では、フォントや文字サイズを指定できるのはもちろん、スタイル・文字飾りとして、太字/斜体/下線/取り消し線/上付き/下付きや、文字色/背景色を指定することが可能。さらに、段落の位置(左揃え/中央揃え/右揃え)や箇条書き、インデントなども指定できる。強調キーワードを登録しておけば、プログラミング言語の命令文やコメントなどを色分け表示させることも可能だ。
編集関連機能としては、日付/時刻や個人情報、常用語句を挿入したり、大文字/小文字やカタカナ/ひらがななどの文字種を変換したりすることが可能。文字列の検索・置換機能も備えている。文頭/文末やページの先頭、指定ページなどへのジャンプも行える。
複数のファイルから指定文字列を一括検索する「グレップ検索」機能では、正規表現を利用することが可能。「タグジャンプ」機能を使うと、グレップ検索で見つかった検索結果一覧から、一致した文書の該当個所を開いて、新しいタブに呼び出すことができる。
印刷機能では、段組みやヘッダ/フッタ、ページあたりの行数などを指定することが可能。印刷プレビュー画面では、表示されるページを最大6ページまでで指定したり、プレビューの表示倍率を設定したりすることもできる。