エクスプローラで選択したファイル/フォルダや、ごみ箱内のファイル/フォルダを復元できないように“完全消去”できるソフト。「SECUDRIVE Eraser Free」は、ファイル復元ソフトを使っても復元できないよう、完全に抹消するためのソフト。指定したファイル/フォルダを消去できるほか、ごみ箱内のファイル/フォルダを消去(ごみ箱を空に)したり、ドライブの内容を丸ごと消去したりすることも可能。エクスプローラなどのコンテキスト(右クリック)メニューから利用でき、対象のファイル/フォルダを選択した状態からすぐに消去を実行できる。
「SECUDRIVE Eraser Free」は、エクスプローラの拡張機能として組み込まれる。実際に消去を行うには、ファイルを選択した状態でマウスを右クリックし、コンテキストメニューから「SECUDRIVE Eraser Freeで完全消去」を実行すればよい。フォルダを消去する場合も同様。エクスプローラなどでフォルダを選択して「SECUDRIVE Eraser Freeで完全消去」を実行すると、フォルダとその内容が完全に消去される。
「完全消去」を実行した場合は、まず「ファイルが復元できなくなる」旨の警告メッセージが表示され、「はい」ボタンのクリック後に処理が開始される仕組み。処理中はダイアログ上に対象のファイル一覧と進行状況を示すプログレスバーが表示され、処理が終わると、対象のファイル/フォルダごとに結果一覧を確認できる。
ドライブ(ボリューム)の内容を消去することも可能。「全体ディスク消去」「空き領域消去」の2種類の消去オプションが用意されている。「全体ディスク消去」では、ドライブ全体を復元できないよう、完全に消去することが可能。「空き領域消去」では、空き領域に残っているファイル/フォルダの痕跡を消去できる。
「SECUDRIVE Eraser」はタスクトレイに常駐し、トレイアイコンをクリックすることで、消去方式を選択できる環境設定やヘルプなどを呼び出せる(ただし「Free」版では、利用できる消去方式が「定数オーバーライト」に限定され、リストに表示される他の方式は選択できない)。