「StopWatchやすくん」は、必要なときにすばやく呼び出して計測できる、タスクトレイ常駐型のアナログ＆デジタルストップウォッチ。停止履歴表示機能を搭載し、ポイントポイントで細かく計測時間を記録することが可能。内蔵時計の時刻合わせを行ったり、背景画像を好みのものに変更したりといったこともできる。

計測の単位は1/100秒または1/1000秒から選べる。画面上に1/100秒針を表示させることも可能。最大計測時間は999分。計測時間の表示は「999'99"99」「99999"99」の2種類から選択・指定できるようになっている。

使い方は簡単。タスクトレイメニューから「計測画面起動」を実行すると、デスクトップにストップウォッチの画面が表示される。画面を左クリックすると計測開始。再度左クリックすると計測が停止し、画面左上に計測時間が表示される仕組み。左クリックを繰り返すことで、何度でも計測の開始と終了を行うことができ、画面左上に計測開始から終了までの時間の累積が計測履歴として記録される（タスクトレイアイコンをダブルクリックして、計測画面を起動すると同時に計測を開始させることも可能）。

右クリックでは、ストップウォッチと履歴がリセットされる。計測中に右クリックを押した場合は、

1. 画面左上にそのときの計測時間が表示され、計測はそのまま続行。デジタル表示は停止する
2. 再度右クリックするとデジタル表示を再開し、通常の計測状態に戻る

タスクトレイメニューやメニューバーの「設定」で「時計」を選択することで、アナログ＆デジタル時計として使用することも可能。NTPサーバに接続して、内蔵時計の時刻合わせを行う機能も用意されている。

あまり厳密性を要求されない場合などのソフトウェアの動作時間の計測や、作業時間の計測、試験問題などの解答に要した時間の計測、ある種のゲームをプレイする際の補助など、ユーザの工夫次第でさまざまな使い道が考えられる。

カウントダウンタイマ機能もあるので、キッチンタイマとして使用することも可能。時計機能を利用して、日ごろは時計として使用しながら、必要なときだけストップウォッチやタイマとして利用することもできる（常駐時のリソースの使用量は若干多めのようなので、その点だけは注意したい）。

開発中に苦労した点
デザインのセンスがないので、カッコいい背景と針の絵を描けなかったです。本当は「Shade（3Dモデリングソフト）」を使って、本物っぽい3Dのストップウォッチを目指していたのですが、なかなか難しいですね。

ユーザにお勧めする使い方
アプリがバックグラウンドの場合でも、キー入力により計測開始・終了が可能ですので、「パソコンで作業を行いながら時間計測する」というのはどうでしょうか。また、計測時間の履歴をコピーできますので、他ソフトとの連携も簡単だと思います。

今後のバージョンアップ予定
針の絵、位置を自由にエディットできれば楽しいかもしれません。やはり本物のストップウォッチ風にしてみたいですね。今後も「使いやすい、軽い」をキーワードに開発を進めたいと考えています。