ソフトを開発しようと思った動機、背景
「Lhasa」を使用していて、「書庫ごとに違うフォルダに展開(解凍)したい」と思い、開発に着手しました。このため「書庫と同じ場所」「あらかじめ指定した場所」「その場で指定した場所」「これまでに指定した履歴」と、さまざまなフォルダに展開できるようにして、自分でも便利に使っています。これまで開発を継続してきた動機としては、自分では「Lhaz」を使いやすい、いい道具だと自負していますが、みなさんに使ってもらえて、「これ使いやすくて、いいね」と感じてもらえるとうれしいからです。ほんのちょっとでも誰かの楽しいPCライフに役立ってるとしたら、とても幸せに思います。
開発中に苦労した点
新しいWindowsへの対応に苦労しました。Windows Vistaをようやく導入して、Vista固有の不具合に対応できるようになったと思ったら、時代はWindows 7に変わってしまいました。Windows 7での不具合報告もいただきますが、Windows 7の導入は予定していないため、心苦しく思っています。
Ver.2.0.0からソフト内部の動作をUnicodeに変更しましたが、ソースコードの変更量がとても多く、苦労しました。デグレードも多く、ユーザのみなさまにはご迷惑をかけてしまい、申し訳ありません。
ユーザにお勧めする使い方
お勧めする使い方としては、
- インストール時に書庫に関連付ける
- よく解凍するフォルダ先(例えばC:\Program Files)を設定する
- ファイルのビューアに「秀丸」「GV」「Stirling」等のご使用のエディタ、グラフィックビューアを設定する
- よく使う書庫パスワード(暗号化ZIP用)を登録する
などで、便利に使用できると思います。あと、あまり使われている様子がないのですが、書庫内grepや書庫内容のリスト出力などが、地味に便利かと思っています。仕事がソフト開発のせいかもしれませんが……。
今後のバージョンアップ予定
Windows 7に対応したいです。めざましい新機能のアイデアはいまのところないので、マイナーなバグFixとコードの改善を進めてゆく予定です。
(ちとら)