タスクバーやInternet Explorerのツールバーで利用できるRSSリーダ。デスクトップ領域を消費することなく、最新のニュースをチェックできる。「Headline-Deskbar」は、ティッカータイプのコンパクトなRSSリーダ。タスクバーやIEツールバーに組み込んで利用できるのが大きな特徴。タスクバーであれば、コンテキスト(右クリック)メニュー−「ツールバー」から、またIEであれば、「表示」−「ツールバー」から「Headline-Deskbar」の表示/非表示を簡単に切り替えられる。RSS 0.9/0.91/1.0/2.0(iBlogはRSS 0.92)、Atom 0.3に対応する。
ソフト本体は、記事タイトルを1行表示するコンパクトなもの。タスクバーとして利用する場合は、(タスクバーに格納する以外にも)フロートさせ、デスクトップ上のティッカーとして表示させることも可能。さらに、デスクトップの(タスクバーのない)上下端などに吸着させて使うこともできる。
ティッカー部の記事タイトルにマウスポインタを乗せると、概要をポップアップ表示する。クリックすることで、オリジナルの記事ページをブラウザで開く仕組み。記事タイトルは、ユーザの設定した間隔(初期状態は5秒)で自動的に切り替わる。切り替え時にスクロール表示させたり、スクロールを加速させたりといったことも可能。記事の早送り/巻き戻し/停止や、マウスのスクロールボタンでの早送り/巻き戻しもできるようになっている。
あらかじめ登録しておいたキーワードが記事タイトルや概要に含まれる場合、ティッカー部の色を変えて表示する機能もある。キーワードにはワイルドカードを使えるほか、特定の語句を除外することも可能。例えば、「アメリカや日本という文字列を含まない『サッカー』の記事」などを色分け表示させることが可能で、目的の文字列を含む(または含まない)記事を効率よくピックアップできる。
RSSの取得先(チャンネル)は、あらかじめ80以上のものが登録済み。チャンネルの追加はドラッグ&ドロップで簡単に行える。記事の取得間隔や「過去何時間以内のものを取得するか」といったことも設定できる。ユニークなのは、チャンネルごとに記事を取得する時間帯を指定できる点。「午前中はニュースサイト、午後はblogサイトから記事を取得する」といった設定が可能だ。
各種検索エンジンを使った検索も可能。検索結果はブラウザに表示される。検索エンジンは「Google日本語」「Yahoo!ニュース」「Infoseek英和」など、多数のものが登録済みで、切り替えて使える。
ブラウザは、IEのほかにも「Lunascape2」や「DonutP」にも対応する。タスクバー/ツールバーのほか、半透明表示などの機能を持つフロートタイプの「Headline-Ticker」が同梱されている。