太陽系外惑星発見方法のひとつ、視線速度検出法の計算をおこなう
1995年以降、太陽系外に惑星が次々発見されています。ただしそれらは望遠鏡によってその像を直接捕らえるという方法によってなされたものではありません。
惑星は恒星の重力で引かれその周りをまわっていますが(例えば地球が太陽の周りを公転するなど)、 惑星も恒星を引っぱるので極く微量ですが、地球から見て恒星が近ずいたり遠ざかったりし、その速度(視線速度)が 周期的に変化します。この動きは恒星スペクトルのドップラーシフトを測定することによって検出する事が 出来ます。
現在発見されている系外惑星のほとんどはこの方法によって発見されたものです。
本ソフトウェアは、恒星と惑星の質量や軌道半径などを与える事で、このドップラーシフトの変化と視線速度を計算し結果ならびに軌道図をグラフで表示します。
離心率が1に近い場合まで計算できます。
計算結果はテキストファイルとして保存する事が可能で、グラフはビットマップまたはjpeg画像として保存できます。
また系外惑星についての基礎知識をまとめたヘルプも付属しています。