パソコン用 天文多体問題シミュレーションプログラム
このプログラムはDOS版の多体問題999のウィンドウズ版です。
画像調整関係インターフェースの必要があってウィンドウズ用のプログラムとしました。
実際の天体をシュミレーションするものではなく、複数の質点の重力挙動を実験として表現するものです。
さしわたし3天文単位の円盤状に、50個までの質点を乱数で散布します。
場所と初期速度は乱数で決まりますが、各々の質点は互いに同じ質量とします。
これは都合Comet3xxからの拡張プログラムなので、空間・質量物理の定数は太陽系空間のものを継承しています。
高加速度時計算精度保持の概念はTROI98/DVから継承しました。
名称は用意してある天体点の変数が1000点まで演算可能なところから来ています。多体問題ではn個の要素演算をするとき、常に「自分が全体(n個の要素)からどの程度の(重力)影響を受けるか」という計算が演算の1ステップとなります。
自分自身からの(重力の)影響は計算せずに次の計算に移りますので、ある点における重力影響計算は1ステップ:n-1回の演算となるわけです。
すなわち、最大質点計算は1000天体ですから、そのばあい1点における重力計算は1ステップ:999演算になるところから来ています。
(実際にはパーソナルコンピュータの速度レベルでは、30から50質点の演算が上限です。)
見送った機能
3次元対応計算もできますが、機械の処理能力を考えた場合、入門用体感デモとしてx-y2次元で十分だろうと判断いたしました。
ソフト名: | 天文シュミレーション:多体問題999 Windows版 |
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動作OS: | Windows NT/98/95 |
機種: | 汎用 |
種類: | フリーソフト |
作者: | 深山数臣 |