“ギャグ”や“悪ノリ”に満ちあふれ、テンポのよい短編RPG。既存のアニメ、ゲーム、ライトノベルなどを元ネタにしたセリフやネットスラングが次から次に飛び出してくる。新宿駅で電車を乗り間違えて流れ着いた先は宇宙の銀河ステーション
「Space traveler!」は、“宇宙に流れ着いた女の子が、地球に戻るために魔物をぶっ倒す”という設定の短編ギャグRPG。ツインドリルのかわいい女の子が主人公として活躍する。キャラクタの台詞や敵のデザイン、背景など、あらゆるところに詰め込まれたネタは多彩で、プレイヤーを飽きさせない。想定プレイ時間は1時間程度。
ゲームの主人公は、ツインドリルの少女「ヒンメル」。秋葉原で開催される大人気アイドルグループのサイン会に参加するため、ひとり電車に乗って新宿駅までやって来た。ところが、新宿駅の複雑さに迷って電車を間違えてしまい、たどり着いた先がなんと──北海道の札幌駅とは何ひとつ関係のない宇宙の駅──銀河ステーションの「宇宙サッポロ駅」。
「宇宙なう」という、ヒンメルの脳天気なツイートを見て電話をしてきた親友の「アリス」に罵倒されるも、サイン会になんとか間に合うよう、地球行きの電車を必死で探すヒンメル。……と、その耳に届いたのは「まもなく六番ホームに地球行きの列車、ナカノアズサ二号が到着します」というアナウンスだった。
ヒンメルのいる場所から六番ホームに急いで行くには、メンテナンス用作業ロボットが大量に稼働中の場所を通り抜けなくてはならない。しかも、作業ロボットには「動くものには片っ端から襲いかかる習性」があるという。果たしてヒンメルは無事に六番ホームにたどり着き、ナカノアズサ二号に乗ることができるだろうか……?
行く手を阻む作業ロボットやボスとの戦いに勝利し、地球行きの電車に乗り込もう
ゲームでは、宇宙サッポロ駅の1Fから10Fまで移動し、六番ホームから発車する電車に乗り込むことを目指す。ただし、宇宙サッポロ駅の各階は非常に複雑なダンジョン構造。上の階に移動するためのエレベータや階段を探し出すのは容易ではない。
移動中、作業ロボットのシンボルに接触すると戦闘が発生。さらに5Fと10Fではボス戦が待ちかまえている。ザコ敵との戦闘に負けるとHPが1になる(ゲームオーバーにはならない)。しかし、ボス戦で敗北すれば、ゲームオーバーになってしまう。
戦闘中の回復はアイテムまたはスキルで行える。そのほか、レベルアップで全回復したり、回復ポイントで全回復したりすも可能だ。
防具とアイテムは「人形商人ドリー」から購入できるほか、アイテムは宝箱からを入手することもできる。
戦闘の難易度は「ベビー」から「バグ」までの八段階から選択することが可能。ベビーでは敵の全能力値がノーマルの50%に、バグでは300%になる。難易度の変更は、自宅にいる「ダンジョンの精霊」に話しかけたり、アイテム欄にある「戦神様のメモ帳」を使用したりすることで行える。戦闘中でなければ、いつでも変更できる。さらに、ダンジョン内にいる「ダンジョンの精霊」に話しかけて、ダンジョンを徘徊する敵シンボルの数を増やすことも可能だ。