キーボードでもマウスでも快適に操作できるランチャ。10のグループにそれぞれ26個のアイテムを登録でき、キー入力やマウスクリックで開くことができる。「Hrathnir(ラスニール)」は、あらかじめ登録しておいたアプリケーションやファイル/フォルダをすばやく呼び出せる、ホットキー/マウス両対応のランチャ。タスクトレイに常駐し、トレイアイコンのクリックやホットキーの押下、デスクトップ端のクリックなどでメニューを呼び出せる。半透明のメニューウィンドウには「A」から「Z」まで26個のアイテムを登録できるボタンが用意され、さらに「0」から「9」までのグループを切り替えることにより、最大260個のアイテムを管理できるようになっている。グループには好みの名前をつけられる。
グループを切り替えたり、アイテムを呼び出したりするには、ボタンをマウスでクリックするか、該当するキー(グループであれば【0】〜【9】の数字、アイテムなら【A】〜【Z】の英字)を押下する。
アイテムを登録する場合は、登録したいボタンを右クリックしてコンテキストメニューを開く。メニューにはアイテムの編集のほか、カット、コピー、貼り付け、削除などの項目が用意され、登録だけでなく、別のボタンに移動したり、各グループに同じアイテムを登録したりといった作業も簡単に行える。
アイテムの登録時には、名称、パス、オプション、作業用フォルダを指定できる。マイドキュメントやごみ箱、お気に入りといったフォルダも専用コマンド(Register Special Item)を使って簡単に登録することが可能だ。
オプションでは、メニューの操作方法(Behavior)、ウィンドウの外観(Appearance)、サウンド(Saound)のそれぞれをタブ画面で設定できる。操作方法では、ホットキーの割り当てを選択・指定することが可能。デスクトップ端をクリックしなくても、マウスでポイントすれば一定時間後にメニューが表示されるようにも設定できる。最前面表示のON/OFF切り替えやアイテムのロック、デフォルト表示されるグループ(初期設定ではグループ0を表示)なども指定することが可能だ。
ウィンドウの外観は、カラーセットの切り替えにより、全体の配色を変更することが可能。ボタンのテキストや背景色などの個別の色、透明度、メニューウィンドウが現れたり、消えたりするときのスピードなども設定できる。
音に関する設定では操作音のON/OFFや、イベント時に再生されるサウンドファイルを指定することが可能。サウンドファイルを指定できるイベントは、メニュー自体のオープン/クローズ、ボタンのクリック、ボタンのホバー(フォーカスの移動)の四つ。