ファイルのパスに含まれる文字列とタイムスタンプを条件に、マッチしたファイルをあらかじめ指定したフォルダにコピーできるソフト。「CsFileCopy」は、指定フォルダ内のファイルを対象に、特定の条件に合致したファイルを抽出するためのコピーユーティリティ。指定フォルダ以下のファイル/フォルダをそのままの形で別のドライブやフォルダに複製することが可能。その際、コピー対象をパスに含まれる文字列とタイムスタンプとで指定できることが特徴。指定文字列を含むファイルを処理対象から除外したり、サブフォルダも処理対象とする/しないを指定したりもできる。
使い方は簡単。まず、コピー元のフォルダ(抽出元ディレクトリ)とコピー先のフォルダ(抽出先ディレクトリ)とを指定する。サブフォルダを処理対象に含めるか否かは別途、選択できる。
次に、処理対象のファイル(抽出対象ファイル)を、ファイルのパスに含まれる文字列で指定する。指定にはワイルドカード(*、?)を使用することも可能。複数の文字列をセミコロンで区切って指定することもできる。抽出対象ファイルの指定を省略した場合は、フォルダに含まれるすべてのファイルが対象となる。
同様に、処理対象から除外したいファイル(抽出除外ファイル)を指定する(省略可能)。
最後に、処理対象ファイルのタイムスタンプ(更新日時)の条件を指定する。条件は、
- 開始・終了日時の間のタイムスタンプのファイルを対象とする
- 指定日時以前のタイムスタンプのファイルを処理対象とする
- 指定日時以降のタイムスタンプのファイルを処理対象とする
から選択することが可能。タイムスタンプは秒まで指定できる。条件指定の完了後、「ファイル抽出」ボタンをクリックすると、合致したすべてのファイルが抽出結果として一覧表示される仕組み。リストのチェックボックスをOFFにすることにより、抽出結果から個別に処理対象除外ファイルを指定することも可能だ。
最後に「ファイルコピー」ボタンをクリックすれば、コピーが実行される。抽出結果をファイルに出力することも可能。ファイル出力時には、カンマ区切り/タブ区切りを選択したり、出力項目を指定したり、出力対象をすべて/チェックされているものから選択したりできる。