目的のアイテムにすばやくアクセスできる多機能“デスクトップバー”。シンプルなインタフェースで使いやすい。「Multibar」は、パソコンで利用できるファイル、アプリケーション、Webサービス、ゲームなど、さまざまなアイテムを簡単に開けるようにしてくれる多機能ランチャ。ファイルをインデックス化することで高速なアクセスを実現する「スマートサーチ」と、使いやすいDockインタフェースとにより、効率的なパソコン操作を支援してくれる。普段はデスクトップの片隅に待機しているDockを、マウスやホットキーで呼び出せる。
Dockを表示させるには、
- 半透明のタブをクリック
- デスクトップの端にマウスポインタを移動
- ホットキー
などの操作で行える。Dockの表示位置はデスクトップの上下左右端のいずれかから選択することが可能。ホットキーには【Windows】キーを使用する。表示サイズはスタンダードまたはミニから選択できる。透明度やアイコンのサイズなどを指定することも可能だ。Dockを常時、表示させておくことも可能だ。初期状態では、スマートサーチ、ゲーム、天気予報、エクスプローラ、Microsoft Word/ExcelなどのボタンがDockに表示される。スマートサーチや天気予報、ゲームなどはアドオンとして提供され、好みでほかのアドオンを追加することも可能。Webブラウザやメールソフトなどは、Windowsで既定のアプリケーションとして設定されているものが自動的に登録される。
ソフトの中心となる機能がスマートサーチ。クリックするとメニューがポップアップし、マイドキュメント、マイコンピュータなどのフォルダを開いたり、再起動、シャットダウン、ハイバーネーションなどの操作を行ったりできる。
メニュー上部の検索バーを使って、パソコン内のファイルやGoogle、ウィキペディア、YouTube上の動画などを検索することも可能。インクリメンタルサーチに対応し、文字を入力するたびに該当するアイテムが絞り込まれる。
さらに、コマンド入力で操作することも可能。例えば“cmd”と入力すると、コマンドプロンプトウィンドウが表示され、“facebook”ではブラウザが起動して、Facebookのサイトが開かれる。コマンドをカスタマイズすることももちろん可能だ。
スマートサーチを有効に利用するため、インストール時にはインデクシング(Indexing)が行われ、パソコン内のファイルがデータベースに登録される。設定により、インデックス再構築(Reindexing)の間隔(daily、weekly、bi-weekly、monthly、never)を変更したり、インデクシングから除外するフォルダを指定したりもできる。
スマートサーチ以外のボタンでは、クリックでアプリケーションを起動できるほか、マウスポインタを重ねた状態でしばらくすると、最近使用したファイルやアクセスしたフォルダが表示される。ユーザがアイテムを登録することも可能で、同様に履歴が表示される。
アドオンには、標準で組み込まれるスマートサーチやゲームのほかにも、スクリーンキャプチャや画像ビューア、メディアプレイヤー、タスク管理ツールなどがあり、いずれも作者のホームページから入手できる。
そのほか、テーマの選択やボタンに対するホットキーの割り当てなども設定できる。