魔導師の女の子を操作し、魔物の襲撃から街を守る防衛ゲーム。シンプルだが、完成度は高い。次々と波状で襲い来る魔物の群れから街を守り抜く
「TOUCH DE DEFENCE 陽だまりの要塞」は、フィールド上に兵器を配置して、魔物の襲撃から街を守る、高難易度の防衛ゲーム。フィールドの地形を考慮して適切に兵器を設置し、兵器の性能を向上させながら、押し寄せる魔物を撃破して、防衛ラインを死守する。用意されたステージは全6面。
ゲームの主人公は、アルマヒュラスという小さな街に住む魔導師の女の子「ウェンディ」。かわいらしい見た目とは裏腹に強大な魔力を持ち、自然界からさまざまな兵器を召喚できる。
事件は、ウェンディが同じく魔導師の血を引く友人「サリナ」を探して、街はずれに続く橋を渡ろうとしたときに起こった。森の方から魔物が現れ、街の方に向かっている。そのまま街に到達してしたら大変なことになる! ウェンディは街を魔物から守るため、魔法を駆使して戦う決意をする……。
用意された6ステージ中、ゲーム開始時点でプレイできるのはステージ1「遊歩道の攻防」のみ。クリアすると次のステージのロックが外れ、プレイできるステージが増える仕組みだ。
魔物を倒してMPを稼ぎ、兵器を召喚してパワーアップ
ゲームを開始すると、フィールドの一方の端にウェンディが立ち、その背後(の画面の外)が防衛ラインとなる。もう一方の端にはドクロマークが点滅している。一部を除いて、魔物は背後(の画面の外)から出現し、防衛ラインを目がけて群れをなして進んでくる。
プレイヤーはマウスで魔方陣を動かし、魔方陣の中心に兵器を召喚して対抗する。魔物を倒しきれずに防衛ラインを突破されると、1匹につき10HPが減少し、100あるHPがすべて失われるとゲームオーバーとなる。
召喚できる兵器は「グランドキャノン」「フラワービーム」「スノーヴェール」「サンダーボルト」「太陽の手」「ブロック」の6種類。兵器には、召喚するためのMPコストが設定され、MPと設置条件とが許す限り、好きな兵器をいくつでも召喚することが可能。ゲーム開始時点のMPは100。魔物を倒すと加算される。
兵器を設置できるのは「ブロック」の上、またはもともとある壁や高台などの障害物の上。平地に直接、兵器を設置することはできない。ブロックは平地の上にしか設置できず、さらに道を完全に封鎖してしまうような位置には設置できない。ブロックを設置するには25のMPが必要となる。これらの条件を踏まえ、「フィールド上のどこにどの兵器をどのタイミングで配置するか」が勝敗の決め手となる。
MPコストと性質を把握し、計画的に兵器を配置することが重要
兵器には対地と対空の2種類がある。地上を移動する敵や低空を飛行する敵は対地兵器で攻撃できるが、高空を飛行する敵は対空兵器でなくては攻撃できない。逆に対空兵器は、高空の敵以外を攻撃することができない。
「グランドキャノン」は、最も低コストながら高い連射性能と攻撃力を備えた、使いやすい対地兵器。序盤の敵を撃退し、MPを稼ぐのに適している。
「フラワービーム」は、貫通性と射程に優れた対地レーザー兵器。連射性は劣るため、貫通力を活かせる配置が重要だ。
「スノーヴェール」は、敵の動きを遅くし、強化能力も解除する対地・対空兵器。高速移動する敵と対する際に威力を発揮する。攻撃力は高くない。
「サンダーボルト」は、高空を飛行する敵を狙い撃つ対空レールガン。コストは高いが、上空の敵を撃退できる唯一の兵器だ。
「太陽の手」は、“反則的な破壊力”を誇る最強の対地兵器。ただし射程は短く、連射も遅い。配置と使いどころが重要。
設置した兵器は、MPを使って「攻撃力」「連射力」「射程」を強化することが可能。どのように攻撃するのかは、個別に設定できるようになっている。