「Appetizer」は、シンプルながら必要十分な機能を持ち、デザイン性にも優れたアプリケーションランチャ。メイン画面はバー型になっており、バー上に表示されるアイコンをクリックすることで、アイテムが開く仕組み。アイテムをグループ化したり、複数アイテムを同時起動したりもできる。スキン機能にも対応する。

アイテムの登録は、エクスプローラなどからのドラッグ＆ドロップで簡単に行える。バーの左側にあるツールボタンやコンテキスト（右クリック）メニューから登録することも可能だ。ショートカットのインポート機能もある。スタートメニューやクイック起動バー、あるいは任意のフォルダからショートカットを読み込み、自動でアイテムとしてしてくれるもので、アイテム登録作業の効率を著しく向上させることができる。

アイテムとして登録できるのはファイル/フォルダだけでなく、「マイコンピュータ」「マイネットワーク」「コントロールパネル」「ごみ箱」「デスクトップの表示」「検索」といった特殊アイテムを登録することもできる。

アイテムのグループ化も可能だ。（複数の）アイテムをグループ化すると、バー上にはグループのアイコンのみが表示されるようになる。グループ化されたアイテムを開くには、グループアイコンのクリックで表示されるリストから、目的のものをクリックすればよい。

複数のアイテムを同時に開くこと（複数起動）もできる。複数起動に設定されたアイテムは、ツールボタンから一括して開くことができる。さらに、複数起動アイテムをスタートアップに登録して、「Appetizer」の起動時に実行する機能もある。複数起動に設定されたアイテムでも、もちろん単独で開くことができる。

バーの表示やデザインをカスタマイズすることも可能。バーのサイズは高さ、幅とも自由に変更できるほか、ツールボタンの表示/非表示、アイコンサイズ（小/中/大/最大）、テキストラベルの表示/非表示や表示位置、バーの縦置き/横置き、不透明度などを設定できる。スキンにも対応し、別途、スキンデータをダウンロード/インストールすることにより、デザインを変更できる。

そのほか、

• アイテムを開くと同時にバーを隠す機能
• バーの表示/非表示をホットキーで切り替える機能
• リムーバブルドライブにAutorunファイルをインストールする機能