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特集〜 “新生Office”登場! 「2007 Microsoft Office system」を導入しよう
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ビジネスにおいて有用な四つのアプリケーションを詳しく紹介
Microsoft Office OneNote 2007
図形、文字、文書ファイル、手書きの文字などを自由に配置して一括管理できる
図形、文字、文書ファイル、手書きの文字などを自由に配置して一括管理できる

文字やイメージなどのさまざまな情報を、ひとつのファイルとしてまとめて管理できる情報集約ソフト。ExcelやWordなど、ほかのOfficeアプリケーションで作成されたデータをまとめることも可能だ。ばらばらになりがちな各種データを1ヵ所に集約することで、情報管理に掛かる負担を軽減し、より効果的な業務をサポートする。さらに、「情報共有」機能によってチーム内での共同作業の負担を低減し、生産性の向上を図ることができる。

■すべてのメモと情報を1ヵ所に保存
キーボードから入力されるテキスト、写真などの画像ファイル、アプリケーションファイル、手書きのメモ――「OneNote 2007」の文書ファイルである「ノートブック」には、およそコンピュータで扱うことが可能などんな情報でも貼り付けることができる。

ワープロソフトのように、「フォーマット」「レイアウト」といった概念はなく、まっ白なキャンバス(ノートブック)の上の好きな位置に情報を配置できる。関連する情報すべてをOneNoteのノートブック1ヵ所に集約でき、使用するソフトやデータフォーマットにとらわれない情報管理が行える。何でも包み込んで保存できる、まるで“風呂敷”のようなソフトだ。

OneNoteで作成されるノートブックは、ユーザが明示的に指定しなくても自動的に保存・バックアップが行われる。これにより「ユーザの保存し忘れ」といった事故で大切な情報を失うことがなく、確実な情報保存が図れる。

■モバイルデバイスとの同期
「OneNote 2007」は、例えばW-ZERO3といった「Windows Mobile対応機器」でも動作する。パソコン上で作成したノートブックをモバイル機器に転送して持ち歩き、外出先でノートブックの内容を確認することが可能だ。さらに、Windows Mobileデバイスにカメラやマイクといったハードウェアが搭載されている場合、撮影した画像や録音した音声を自動でノートブックに取り込める。カメラやマイクの起動はOneNote側からワンタッチで行うことが可能。

外出先で取得したデータをパソコンと同期するには、ActiveSyncを利用する。パソコンと同期すれば、自動的にパソコン上のノートブックに情報を書き戻せる。

■ほかのユーザと情報を交換する
「OneNote 2007」では、ほかのユーザとの情報交換を目的とした「共有ノートブック」が利用できる。「共有ノートブック」は、場所や時間の概念を気にすることなく(まったく同時刻でも)同じノートブックに対して編集作業を行える。ひとつのノートブックに対して複数の場所から変更が加えられた場合でも、その変更はOneNoteによって管理されるため、変更点のチェックイン/アウトやアップロードといった特別な作業は一切必要ない。

共有は、ノートブック全体に対してだけではなく、部分的に行うこともできる。ノートブックの共有部分や非公開部分は(権限を持っているユーザであれば)自由に設定できる。パスワード保護により、メモへのアクセスを特定のユーザに制限することも可能だ。

電子メールを用いて、OneNote上からノートブックをほかのユーザに自由に送信することもできる。ノートブックをWordドキュメントやHTMLなどの形式に変換しての送信が可能で、OneNoteを持っていないユーザでも内容が確認できる。さらに、マイクロソフトのWebサイトからダウンロードできるプラグインを用いれば、Adobe PDFフォーマットにエクスポートした上での送信も可能だ。

■OCR認識付き検索や音声/動画同期の機能もある
「OneNote 2007」では、ノートブックに入力された情報や手書きのメモに対して、音声/動画を同期させて保存できる。例えば、会議や電話をしている最中のメモ書きに対して、メモの内容を発言した相手の音声や画像を同期させてノートブックに記録することも可能。より確実に情報を記録できるので、後日の確認に役立つ。

ノートブック内に書き込まれた情報を検索する機能もある。「既存の文書をスキャンした画像」や「手書き文字」などもOCR技術により認識できるのが特徴で、キーボードから入力されたテキストはもちろん、画像に含まれる文字情報を検索対象とすることが可能だ。

■OneNoteとOfficeアプリケーション間の情報共有
Word、Excel、PowerPoint、Outlookといった各種アプリケーションの情報を、そのままOneNoteのノートブックに貼り付けられる。情報の貼り付けでは、ファイルへのリンクはもちろん、ファイルの内容自体をそのままOneNote内に取り込める。手書きのメモなどをイメージに変換した上で取り込むといったことも可能だ。

  ノートブックはページ分けによる管理(画面右)のほか、情報に対してタブ(画面下)を付けて整理することもできる
ノートブックはページ分けによる管理(画面右)のほか、情報に対してタブ(画面下)を付けて整理することもできる

「PDFへの出力モジュール」を導入すれば、PDFによる出力ができるようになる
「PDFへの出力モジュール」を導入すれば、PDFによる出力ができるようになる

「OneNote 2007」からダイレクトにノートブック(.ONEファイル)をメール送信できる
「OneNote 2007」からダイレクトにノートブック(.ONEファイル)をメール送信できる


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