さまざまな魅力を持つスマートフォン。すでに数社から発売され、実際に店頭などで目にした方も多いだろう。そんな中、携帯電話で世界No.1のシェアを誇るNokiaから登場したのが「Nokia 6680」だ。日本国内では昨年11月、ボーダフォンから「Vodafone 702NK II」として発売された。
「Nokia 6680」は、ボーダフォンの第3世代携帯電話サービスに対応するストレート型の携帯端末。日本国内のW-CDMAはもちろん、北米・欧州・アジアなどで使われるGSMネットワークサービスにも対応し、海外旅行時などにもそのまま利用できる。また、単なる電話機能のみならず、PIM/PDAといった情報管理機能が強化されており、「スマートフォン」としてパソコンの補助や代用としても利用することが可能。非常に高い機能を持っているのが特徴だ。
「ノキア製端末」「パソコンとの連携」というキーワードで忘れてはならないのが、強力なデータ管理ソフト「Nokia PC Suite」だ。「Nokia 6680」に標準で添付される「Nokia PC Suite」では、次のような機能を利用できる。
- 携帯電話とパソコンとのPIM情報の同期
- 携帯電話内容のパソコンへのバックアップと復元
- 携帯電話メモリとパソコンとの間のファイル転送
- 携帯電話内のアプリケーションのインストールと削除
- オーディオ、サウンド、動画、静止画の編集と転送
- マルチメディアファイルの再生
- 電話帳編集
- テキストメッセージの送受信
- 各種設定管理
標準でついて来るソフトであるにもかかわらず、機能は非常に豊富で、市販の同種ソフトと比較してもまったく遜色がない。さらに、ソフトに加え、パソコンと接続するためのUSBケーブル「DKU-2」も標準添付。ケーブルもソフトも、通常の携帯電話であれば別途購入しなければならないはずのもので、かなり“お得”な構成になっている。そのため、購入してすぐにこれらの多彩な機能を使いはじめられる。