「ビジュアルお天気メモリ」は、過去10年間の天気データを搭載し、その日の天気の概況や傾向をつかめるソフト。気象庁のデータをもとに、全国155地点にある観測所のさまざまなデータを表示できる。
1990年から2001年の気象データを装備し、そのうち10年間のデータを表示できる。メインモードでは、調べたい日の天気概況や最低・最高気温、日照時間、降水量が1画面に表示され、過去10年のデータから大まかな天気の傾向を把握することが可能だ。例えば、「東京管区気象台の5月3日の天気」と設定すると、1992年から2001年までの5月3日の天気をまとめて見ることができる。天気概況と気温のほかに、日照時間や降水・積雪量をグラフで確認するモードも装備。さらに、別の日や地域に切り替えることも簡単だ。
大きな特徴が、三つの地域の天気を並べて表示できる「3地点比較モード」。自分の住んでいる地域が観測地点でない場合などに、周辺の3地点を同時に表示してだいたいの天気を知ることができる機能だ。近隣地域と比較し、天気の相違を調べるのにも利用できる。比較したい地域は自由に設定可能。
特定の4日間の天気を並べて表示する「4日連続表示モード」も搭載。旅行やイベントなどをどの日に設定するかを決める際に参考になる。1日ごとまたは4日ごとに表示を切り替えることが可能だ。
そのほかにも多彩な表示モードを備える。「自動連続表示モード」は、1秒ごとに日付を切り替え、5分間で1年分の天気を連続表示するモードだ。3地点比較モードや4日連続モードでも利用できる。表示間隔を1秒から10秒の間で設定可能。また、メインモードから地図やカレンダーを省き、天気概況のみをコンパクトに表示するミニ画面に設定することもできる。
気象庁のデータがないために表示できないデータの一覧表示や、観測所の場所をリストで確認できたりと、細かいデータもチェックすることが可能となっている。